2015年7月27日月曜日

2、とりあえず、試してみよう。

 
 
 
 
インソールで改善できそうだ
 
 
 
 
帰ってすぐにインターネットで「モートン足 腰痛」で検索してみました。
 
すると、出てくる出てくる。
 
あのマッサージ師が言っていたことは、確かでした。
 
 
 
調べたことをまとめますと、
 
 
・モートン足はバランスが崩れた足の形であり、生まれつきである(=治せない)。
 
 
・足のバランスが崩れているので、その上の膝→腰→首にも影響が出やすい
 
 
・自分用のインソールを作ったことで、バランスを正せて腰痛を治した人がいる
 
 
 
というところでした。
 
 
足元からバランスが狂っているので、
 
いくら週に1回、筋肉をマッサージしたり、腰や背中を整体師に正してもらっても、
 
残りの日常生活ではバランスのおかしい足で歩くので、すぐに痛みが出てくる。
 
 
 
つまり理論的に考えて、足のバランスを正さないといけない。
 
自分用のインソールを作るのは、そのバランスを正せる手段となりそうでした。
 
 
 
 
実は私、モートン足という名前を知る以前に、自分でインソールを工夫していました。
 
 
 

 

 
 
 
  
その時分かったことですが、インソールの一部を厚くすると(拇指球の下など)、
 
少し姿勢が安定して、腰の痛みがマシになることを発見していたのです。 (ちょっとですが)
 
 
なので、バランスを良くすればいいはずだとは思っていたのですが、
 
どのようにすれば普通の人と同じくらい安定するかは、分かりませんでした。
 
 
 
 
それでこの時、モートン足とインソールを徹底的に調べて、
 
腰痛を退治してやろうと思ったのです。
 
 
 
 
インソールを調べていくと、色んな会社や、
 
整形外科医や整体師などが「腰痛対策インソール」を出していました。
 
 
 
Amazon.co.jpで探せば、市販のものもあります。
 
アマゾン以外では、特注のオーダーインソールを作っている会社もあります。
 
 
 
 
しかし、あまりに多くて、一体どれがいいのか?分かりません。
 
 
 
  
それでこの時、インソール会社を選ぶ基準として考えたのは、次の2点です。
 
 
 
 
1、もしもそのインソール製作者が、実際に注文者の腰痛などの症状を解決していれば、
 
 ネット上のブログなどに、「ここで腰痛が治った」という感動のレビューや感想が書いてあるはず。
 
 なぜなら、腰痛の苦しみは本当につらくて、
 
 もしこれが治ったら、私だったら嬉しくて絶対ネットに書くだろうから。
 
 だから、レビューが無かったり、サクラが書いたような感想しかない所は外そう。
 
 
 
 
2、同じモートン足でも、人それぞれ形状が違うし、
 
  足がどれくらいの角度で狂っているか、他人とは違うはず。
 
  1mmズレがあるだけでもバランスは狂う。
 
  市販のインソールで治る人は、たまたまその人の足の角度に合っていた場合だけだろう。
 
  ならば、その人の足の形状を正確に測ってからインソールを作り上げる必要がある。
 
  必然的にオーダーして作ってもらうことになるだろう。
 
 
 
 
この2点でした。
 
 
 
こんな予測をしたのは、高価な特注インソールを作って、もし効果が無かったら、
 
お金をドブに捨てたのと同じだからです。
 
(実際に高額インソールを病院などで作ってもらって、
 
 全く改善しなかったという書き込みはいくつも目にしました)
 
 
 
 
 

絶対失敗しないように、目を皿にしてインターネット中の情報を洗い出しました。
 

 
 
 
 
フィンランド製インソールとの出会い
 
 
 
その中で私の基準を満たしたのは、フィンランド製インソールでした。
 
なんと元々は、軍用に開発されたものだそうです。
 
 
 
軍隊では厳しい訓練・実戦が行なわれます。
 
身体を酷使するのですが、モートン足や偏平足の人間は、すぐに体を壊していたのだそうです。
 
そのため、偏平足だと軍隊に入れない時代もあったとか。
 
 
 
そこで、足のバランスを正常に戻すよう開発されたのが
 
フィンランド製インソールということでした。
 
 
 
このインソールを作る技術は、近年日本に導入されており、
 
日本でも数箇所、作ってもらえる場所がありました。
 
 
 
私はその中でも、信頼できる人に作ってもらいたい、と考えました。
 
自分でインソールを工夫していたから分かるのですが、
 
足のバランスは、1mmインソールの厚さを変えただけでもすぐに狂います。
 
 
 
 
インソールのどこを厚くして、どこを薄くするのか。
 
やはり製作者の経験や勘は不可欠だろう。 
 
 

フィンランド製インソールを作っている人で、
 
最も評判の良いのは、東京で作っている人でした。
 
 
 
 

 
 
東京アスケル
http://askel.jp/
 
 
 
ホームページもこまめに更新されてあり、
 
足に関する膨大な情報を掲載してあります。
 
書いてある理論も、納得できる。
 
 
 
料金も分かりやすく明記されているし、海外からもお客さんが来ている。
 
 
 
いくつかの雑誌にも取材されていました。
 
 
 
ネット上に、ここのインソールで腰痛や膝痛などが改善したというブログがいくつもあり、
 
サクラではなく、正直な文章であるように感じました。
 

 
 



そうだ、東京にいってみよう 



 
私は関西在住ですが、東京に行ってみようと思いました。
 
 
 
新幹線代もかかるし、インソール自体けっこう高価ですが、
 
腰痛が治るのであれば今後の人生が激変するだろう。安いものだ。
 
そう思ったのです。 
 
 
 
すぐにその東京アスケルにメールして予約しました。
 
 
 
 
    *      *      *      *     
 
 
 
当日、新幹線で2時間半、もう東京に着きました。
 
 

 

 
久しぶりの東京ですが、相変わらず人が多くて驚きます。
 
地下鉄(メトロ)に乗り換え、西葛西駅で下車。
 
 
 
 

 
  

インソール製作の東京アスケルさんのドアを開けると、
 
壁も床もあたたかい感じの木で作ってある。
 
こういう木の色をそのまま使った個人病院は、まじめで良い先生が多かったので、
 
少し安心しました。
 
 
 
すぐに先生が呼んでくれて、診断スタート。
 
大きな鏡の前で足を肩幅に開き、体のバランスを見ます。
 
 
 
私の体は、ぐっと左肩が前に出ていました。
 
 
デジタルカメラで撮って見せてもらいましたが、
 
横から見て、左肩がはみ出して見えます。
 
これはそうとう体がズレてるな、と改めて思いました。
 
 
 
次に、両足でしゃがんで膝の曲がりを見ます。
 
この時
 
「膝が体の内側に曲がっていきますね」
 
と言われました。
 
 
何かここにポイントがあるようでした。
 
 
 
それから、一本足でしゃがみます。
 
前から分かっていましたがグラグラします。
 
先生が指一本で横から押しただけでよろけました(右足も左足も)。
 
 
 
その後、台に横になって「筋肉のこわばりを取ります」といってマッサージしてもらいました。
 
 
先生いわく、
 
「バランスが崩れた体を支えるため、不自然に凝ってしまった筋肉があります」
 
とのこと。
 
 
 
 
マッサージ自体はそこまで変わったものでもなく、
 
かかとを引っぱった後、ふくらはぎを中心にもむようなマッサージ。
 
 

筋肉が凝っているのは分かっていましたが、なかなか痛かったです。
 
少々うめきながら、もんで頂きました。
 
途中で「足先が温かくなってきましたか?」と聞かれ、足先に注意を向けると、確かに温かい。
 
 
 

両足をもんでもらった後、再び一本足でしゃがむと、
 
なぜか「ぐっ」と足をふんばることができました。
  
膝を横から叩かれてもグラつきません。
 
 
 
「これがちゃんと力が入って支えられている状態です。
 
 でもしばらくすると、また元に戻ってしまう」
 

そう先生は言いました。 
 
 
 
 
また、足の形も詳しくデジタルカメラで撮影。
 
 
私の場合、左足の重心が外側、右足の重心が内側にズレていました。
 
左足は外側に少しつぶれています。
 
そして、左足の方がタコが固く厚くなっている。
 
 
 
 
(自分の体なのに、知らなかったことばかりだ)と思いながら、
 
 
とうとう、お待ちかねのインソール作りへ。
 
 
 

 
 
  
 
 
 
 
 
カテゴリ ”体の幸せをふやそう”
 
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