2015年7月26日日曜日

2、全く気づかなかった、痛みの原因

 
 
歯医者は怖いが、あきらめないぞ
 
 
 
原因不明のひどい痛みに襲われ、歯医者にいったものの、
 
結局痛みの理由は分かりませんでした。
 
 
 
 
 
その後も、仕事中にいきなり襲ってくる歯の痛み。
 
急な痛みはあまりにもひどく、危なくて車の運転もひかえました。 
 
 
 
 
どこか、歯の治療経験が豊富で、私のような症状を解決したことがある歯医者はいないだろうか?
 
 
 
 
そう思っていたところ、久保光雲さんから、ある歯医者さんを紹介してもらいました。
 
他の健康法の先生からも信頼されている歯医者なのだそうです。
 
 
 
 
しかし・・・
 
(先日行った歯医者も評判は良かったが、痛みの原因は分からなかった。
 
 また歯をほじくり返されるだけで、何も分からないのではないか?)
 
そういう不安がよぎりました。
 
 
 
 
それでも私は、行ってみることにしました。
 
うじうじ考えていても、痛みは相変わらず続いていたからです。
 
  
 
 
不安を抱えながら、その歯医者を訪れてみました。
 
 
 
 
相手をしてくれた人は若い男性で、親子二代にわたって歯医者をしているようでした。
 
 
丁寧にこちらの話を聞いてくれて、
 
前回の歯医者でも原因が分からないことも、考慮に入れてくれました。
 
 
 
 
「そうですか。じゃあ、また詰め物を取って確認しても、意味はないでしょうね。
 
 うーん、神経が関係なければ、何が原因なのかなあ。」
 
 
 
そう言いながら、色々、話を続けます。
 
 
 
「歯が沁みる部分があるんです、冷たい水がヒヤッとして・・・」
 
 
 
そう話したら、
 
 
 
「じゃあ、ちょっと風を当ててみます。痛かったら言ってくださいね」
 
 
 
といって、細長い管から風が出てくる道具で、私の歯に風を当てはじめました。
 
 
 
 
実は、あのひどいガーン!ガーン!という痛みが出て以来、
 
私の歯はさらに冷たいものが沁みるようになっていました。
 
 
 
当然、冷たい風を当てられた私は、体をのけぞらせ
 
「うぉぉ・・・」と情けない声を出しながら耐えていました。
 
 
  
突然、その若い歯医者さんが、ある一点だけに、色んな方向から風を当て始めました。
  
何かを確かめているような感じでしたが、
 
私は耐えるので精一杯。
 
 
 
 
しばらくして、歯医者さんは
 
 
「これは、歯が沁みているのでは無いですね。
 
 歯の奥ですよ。」
 
 
と断言しました。
 
 

 
「奥ですか?」
 
「そうです。もしかしたら噛み締め(かみしめ)かもしれませんね。
 
 夜、歯ぎしりすることはありませんか?」
 
「歯ぎしりですか? いいえ、してないと思いますが・・・多分。
 
 家族に『歯ぎしりがうるさい』と言われたことも無いですし。」
 
「そうですか。でも、自覚がないこともありますし、今までもそういう患者さんがおられました。
 
 歯型を取ってみると分かるので、1回やってみましょうか」
 
 
 
 
そう言って、粘土のようなものを噛んで、歯形を取ることになりました。
 
 
 
歯形を取って、一体何が分かるのだろうか???
 
そう思いましたが、痛みの原因のヒントがつかめるかも、とも考えました。
 
 
 
 
 
    *      *      *      *     
 
 
 
後日、再びこの歯医者に行ったところ、歯型から作った私の歯の模型ができていました。
 

 
なぜ歯型を作ったんだろうか?
 
模型を作らないと分からないことがあるのだろうか?
 
 
 
そう不思議に思いながら説明を聞くことに。
 
 
 
 
歯医者さんは、模型を手にとって、
 
 
 
やはり歯ぎしりをしていると思われます。
 
 この模型を見てください。
 
 歯ぎしりをするように左右にスライドさせると、このように動くでしょう?
 
 歯のとがっている部分が当たる箇所は、磨り減って当たらなくなっている。
 
 この犬歯なども、本来は先がとがっているけど、平らになっているでしょう」
 
 
 
 
そう言われて、私も歯型を動かしてみました。
 
 
 
確かに、何度も左右に歯ぎしりするような動きをくり返すことで、
 
歯がすり減ったように思えます。
 
歯の先が、他の歯に当たる部分は、はっきりとすり減っていました。
 
 
 
 
今だから分かるのですが、いくつか思い当たる点がありました。
 
 
私は、左の犬歯(糸切り歯)を使って、よく糸を切っていました。
 
それが、ある時から、糸を切れなくなったのです。
 
 
正確に言うと、上の犬歯と下の歯が、当たらなくなっていたのでした。
 
しかも、上の犬歯の先は、まっ平らになっています。
 
 
 
 
 
また、20代の頃に、歯が欠けることが2回ありました。
 
ある日「ガリッ」という音がして、砂つぶのような歯のかけらが出てきました。
 
口の中を調べると、奥歯の一部が欠けていました。
 
 
 
 
よくよく歯の噛みあわせを確認すると、
  
両方とも、歯の先が当たって大きな負担がかかる部分でした。
 
 
 
 
信じられない思いでしたが、私は歯ぎしりをしていたようです。
 
そう考えないと、つじつまが合わない。
 
 
 
 
 
 
 
歯ぎしり防止グッズ・マウスピース
 
 
 
 
歯ぎしりをしていた記憶は全く無いのですが、
 
もう1つ、証拠がありました。
 
 
 
私のほっぺたの内側には、以前から、白い横線があったのです。
 
この横線は何なんだろう?と思っていたのですが、
 
多分みんなにもあるんだろう、くらいに考えていました。
 
 
 
 
しかし、この口の中の横線も、歯ぎしりをする人によく見られるそうです。
 
歯ぎしりする時に、ほっぺたの肉を少し噛んでしまうわけです。
 
 

 
 
結局、歯医者さんの提案により、歯ぎしり防止マウスピースを作ることにしました。
 
よくボクサーが口にはめるマウスピースをテレビで見ますが、
 
歯ぎしり専用のマウスピースが作れるのだそうです。 
 
 
 
 
 
   *       *      *      *     

 
 
 
 
後日、マウスピースを取りにいきました。
 
歯型を取っているだけあって、私の歯にぴったりです。
 
 
 
 
 
  
 


 
 
 
 
素材は硬いプラスチックのようで、カッチカチです。
 
以前、アマゾンで柔らかいマウスピースを買ったことがありますが、
 
(お湯につけて柔らかくして噛むことで、自分の歯型をつけるタイプ)
 
全く別物というくらい、硬いマウスピースでした。
 
 
 
 
 
これは本当に効果があって、
 
このマウスピースをつけた日から、痛みは激減しました。
 
 
 
 
素材が硬いため、ガチッと歯全体が固定されます。
 
上側の歯全てに、硬いプラスチックのカバーがされます。
 
 
 
 
歯ぎしりしない人でも、グーッと噛み締めると分かりますが、
 
上下の歯が最初に当たる点があります。
 
さらに噛み締めていくと、最も負担がかかる部分があります。
 
 
 
 
私の場合も、その部分に「ガーンガーン!」という、特大の痛みがあったわけです。
  
 
 
 
しかし、硬いマウスピースをつけることによって、
 
歯ぎしりをしたとしても、一点に力が集中しなくなりました。
 
グーッと噛み締めても、マウスピース全体に力が分散されるのです。
 
 

 
今でも自覚がありませんが(夜中に自分が歯ぎしりしてるのを見たことがないから)
 
寝る前にマウスピースをつけることで、あの激痛が減ったのは事実です。
 
 
 
そしてマウスピースをつけて数日後には、あの激痛が起こることも無くなりました。
 
 
 
さらに半年たった今現在は、痛みだけでなく、
 
なんと、あの「ヒヤッ」としていた歯が沁みる症状まで、無くなっています。
 
 
 
 
もちろんその過程で、この半年間、いくつかの変化がありました。
 
参考までに、そのことも書いておきます。
 
 
 
 
まず、あの激痛が無くなって3ヶ月ほどたった時点で、
 
痛んでいた部分の外側の歯ぐきに、「ブヨブヨのマメのようなもの」ができました。
 
合わない靴をはいた時、足のかかとにできるマメのような感じでした。

 
 
 
 
このマメが何なのか、今でもよく分かりません。
 
歯ぐきの表面に、ぶよんぶよんな水疱?が出来たのです。
 
 
 
 
私の推測では(あくまで推測)、
 
 
 ・歯ぎしりによって、歯が何度も押される
 
 →押された歯の根元の部分が痛んで、炎症を起こして、膿がたまった
 
 →マウスピースによって歯ぎしりが緩和され、歯ぐきが正常に引き締まった
 
 →その結果、膿が歯ぐきの表面まで押し出されきた
 
  
 
 
上記はあくまで推測ですが、 マウスピースによって痛みが激減し、
 
また、このブヨブヨした水疱をつついても、特に痛みが無かったので、
 
「無害なものなんじゃないか?」「きっと体の自然治癒力が働いてるんだろう」
 
という感じがしました。
 
なので、1ヶ月ほど、様子を見ました。
 
 
 
 
 

 
 
 
結果としては、このブヨブヨはどんどん小さくなっていき、
 
今では全く気にならなくなっています。
 

 
 
 
 
 
カテゴリ ”体の幸せをふやそう”
 
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