2015年7月29日水曜日
2、つながれた子ゾウは、大きくなっても・・・
つながれた子ゾウの例え
前のページで「思い込みによって、人生が苦しくなる」と書きました。
この現象をうまく言いあらわした話があります。
それは、ゾウさんです。
耳が大きくて鼻が長いゾウさん。
ゾウを飼っている人が、まだゾウが小さいときに、
杭にロープでその子ゾウつなぎました。
まだ子ゾウなので、ゾウは杭を引き抜くことができませんでした。
そこで子ゾウは「自分はこの杭を引き抜けない」と思い込んでしまったのです。
その後、ゾウは成長して大きく大きくなりました。
杭なんてすぐに引っこ抜けるくらいに成長したのです。
しかし、です。
その大人になったゾウは、「自分はこの杭を引き抜けない」と思い込んでいるため、
つながれたまま、おとなしくしているそうです。
どうでしょうか。
この、不自由なままでいるゾウ。
まるで、料理が苦手だと思い込んでる人のようじゃないですか。
さて。
このゾウの話はこれでおしまいなんですが、わたしはさらに考えてみました。
じゃあ、このゾウさんはどうすれば杭を引き抜いて、自由になれるのだろうか?
わたしが考えた答えをいくつか書きますね。
1、他のゾウが杭を引き抜くのを見て、「自分にも杭が引き抜ける」ことを知る。
=あいつができるんだったら自分もできるんじゃないか、ということですね。
2、友だちのゾウから
「お前、そんな小さな杭、もう引き抜けるんじゃないか? ためしに引っぱってみろよ」
と声をかけてもらう。
=友だちは時々、こういうことを気づかせてくれます。
3、鏡を見てみる。そして
「カンタンに引き抜けるはずの小さな杭に、おとなしくつながれている自分」に気づく。
=自分の実力を正確に知る、ということです。自分を過小評価しないということ。
こんなところです。
では、ゾウさんじゃなくて、わたしたち人間だったらどうでしょうか?
わたしたちの思い込みは、どうやったら外せるのでしょうか?
カテゴリ ”心の幸せをふやそう”
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