2015年7月29日水曜日

3、思い込みを外すコツ


 
 
自分の思い込みを外すには?
 
 
 
 
わたしたちはゾウさんじゃないし、
 
杭とロープは目に見えるけど、

思い込みは目に見えないから、難しいかもしれません。
 
 
 
でも、思い込みを外すのは、不可能ではありません。
 
 
 
わたし自身が思い込みを外してきて、大事だと感じたポイントを教えますね。
 
といっても、ポイントはカンタンです。
 
 
 
それは、

「安心できて、リラックスできる場所をもつ」

ということです。
 
 
 
 
言い換えれば、
  
「どんな考えを持ってもよい、何を言ってもよい」と自分に許可してあげること。
 
 
 
 
そうすれば、自由に考えられるので、
 

「なにか苦しい感じがするけど、かたよった思い込みがあるんじゃないか?」と、気づける。

「本当にこの思い込みって、正しいんだろうか?」ということも、考えられる。





ちょっと、分かりにくいかもしれませんね。
 
もっと具体的に言いましょう。
 
 
 
 
まずは、当然だけど、マイナスの思い込みを押し付ける人から、離れましょう。
 
たとえば「お前は料理が苦手だな」とか言ってくる人がいたら、
 
とりあえず、離れるんです。
 
 

そういう人がすぐ近くにいたら、
 
「本当は、自分は料理が得意かもしれない」
 
なんて、なかなか考えられないから。




そして、リラックスできる場所に行きます。

もしくは、信頼できる人に話を聞いてもらうのも、すごくいいです。




大事なことじゃなので、くり返します。

「どんな考えを持ってもよい、何を言ってもよい」
 
と自分に許可してあげられる場所に行くのです。
 
 
 
 
 
 
思い込みをリストアップする

 
 
 
さて、次です。


今度は、自分を苦しめる思い込みを、洗い出していきます。
 

 
・何をしてるときに、つらくなったり、ストレスを感じるか?

・なぜそれで、つらくなるのか?

・かたよった思い込みがあるんじゃないか?

・その思い込みは、ほんとうに、自分が納得できるもの?

・その思い込みが生まれた原因で、すぐ思い浮かぶものは?
 
 
 
こんなことを、リラックスできる場所で、調べていきます。
 
 
 
 

これをやっているときは、体の感覚にも、気をつけるといいですよ。

自分を苦しくさせる思い込みに近づいたら、体が重く感じたり、固くなったりします。

これが思い込みに気づくヒントになるのです。
 
 
 

これをやると、ほんと、たくさんのことに気づけます。

自分が知らなかった自分に出会えるのです。
 
 
 
 
一度思い込みを発見できたら、日常生活でも気づけるようになります。

「あっ、また自分は料理が苦手だと考えてたなあ」
 
という感じで。
 

 
 
そして、それに気づいたら、
 
「ほんとうにその思い込みって、正しいの?」
 
と自分自身に言ってあげるだけでいいです。

 
 

こうやって、マイナスの思い込みを崩していくと、面白いことが起きます。

人によっては、小さい頃に料理を楽しんだ記憶を、思い出せることもあるのです。

 
 
 
マイナスの思い込みは、自分の実力を極端に小さく見せるもの。
 
過去に達成できたことを、忘れさせたりもするから。
 
 
 
 
しかも、こういう思い込みのせいで苦しくなってるケースって、ものすごく多いんです。
 
 
 
逆に言えば、なにか苦しい気持ちになったら、
 
「何か思い込みがあるんじゃないか?」
 
と確かめてみてもいいほどです。
 
 
 


何回もくり返しますが、
 
自分が苦しくなるような思い込みを見つけたら、

「本当にそうかな?根拠はあるの?」

と自分に問うてみるといいです。
 
 
 
 
ほとんどの場合、論理的な根拠なんて無い、ただの思い込みなのです。
 
 
 
その多くは
 
 「小さい頃、親にそう言われたから」
 
 「友だちがそう言ったから」
 
という程度のこと。

 
 

この
 
「親がそう言ったから」「友だちがそう言ったから」
 
というのは、ただの過去の出来事です。

 
 
過去にそう言われたからといって、
 
あなたが本当に料理が苦手だったり、
 
異性に人気がなかったりするわけじゃない。

 
 
 
ただ、
 
「自分は料理が苦手だ」
 
「自分は異性に人気がないんだ」
 
というフィルターで、自分を見てしまうくせがついてるだけ。

 
だから苦しくなるんです。
 
 
 
 


こんなことを書いているわたしにも、
 
そういう思い込み(フィルター)は、あります。
 

まだまだ気づいてない思い込みも、たくさんあることでしょう。
 
 
 

でも、1つ思い込みを外すことができたら、
 
次の思い込みを外すのが簡単になります。

なぜなら「思い込みを外すこと」自体に慣れるからです。
 
 
 


苦しくなるような思い込みは、外せば外すほど、楽になっていきます。
 
 
料理が苦手だった人も、その苦手意識が無くなれば、
 
当然、余計なストレス無しで料理できるようになります。

 
そうやって、苦しみを減らして、幸せを増やしていくのです。

 
 
 
 
おまけ:プラスの思い込みについて

 
 
 
じゃあ、逆に、プラスの思い込みについても、考えてみたいと思います。
 
 
 
たとえば、
 
「自分は幸せな人生を送れるはず」
 
というプラスの思い込みを持ってるとしたら、
 
それも根拠が無いことだといって、切り捨てるべきなのでしょうか?
  
 


わたしは、そうは思いません。

だって、わたし自身、幸せなことが大好きだし、
 
わたしの周りは、支えてくれる人でいっぱいだからです。

 
 
 
もしも小さい頃に
 
「あなたは幸せになれないよ」
 
と誰かに言われたとしても。
 
 
 
そんな一言よりも、

今、幸せなことが大好きな自分がいて、
 
まわりには助けてくれる人がたくさんいる事実の方が、よっぽど根拠があります。 
 
 
そうやって、ほんとうに自分が納得できる根拠を、つかんでいけばいいんです。
 
 
 
 

もし、あなたの家族やお友だちが苦しんでいたら、
 
思い込みを外すお手伝いをしてあげられると、すてきですよね。
 
 
 
そんな時は、相手が話すのを否定せず、
 
ただ聞いてあげるだけでも、気づきが起きます。
 
 
 
話を聞いてくれる味方がいれば、なかなか外れないような強い思い込みでも、
 
外れる可能性が生まれます。
 
 

そして、お互いに思い込みを外し合える人間関係を広げていけたら、最高です。
 
そうすれば、どんどん苦しみが減って、幸せが増えていきます。
 
 

そういう意味では、これは、みんなで幸せになることができる方法の1つですね。
 
 
 
 
 
長くなってしまいました。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 

最後に
 
 
 
わたしは、苦手なことがあるのは、悪いことじゃないと思います。

 
なぜなら、すごく完璧に見える人でも、もし苦手なことがあったら、
 
それがその人のチャーミングポイントになるからです。
 
 
 
でも、苦手なことがあるせいで、とても苦しい思いをしているとしたら、つらいですよね。
 
 
 
もしかしたら、あなたのその苦しさが楽になるんじゃないか、と思って、この文章を書きました。
 
 
 
 

いっしょに苦しみを減らして、
 
幸せを増やしていきましょうね。
 
 



 

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