2015年7月31日金曜日
避けられない苦しみの種類
人生には「避けられない苦しみ」もあります。
代表的なものを見ていきましょう。
欲しいものが手に入らない
これは、人それぞれ違いますが、
「欲しいものが手に入らない」「やりたいことができない」という、
人生につきものの苦しみです。
・恋人がほしいのに、できない。
・結婚したいけど、できない。
などなど。
もちろん、工夫次第で解決できる場合も多いです。
たとえば
「自分はモテない。だから恋人もいないし結婚もできない」
と思い込んでいる人がいたら、
その思い込みを外すことで、 解決しやすくなります。
※思い込みを外す方法については、こちらのページをごらんください
1、思い込みを外すと、人生が広がる
http://koun18jp.blogspot.com.br/2015/07/blog-post_35.html
けれども、工夫してもどうにもならないものもあります。
たとえば、
・子どもがほしいのに、できない。
・死んだ親に会いたい
など。
こうなると、やはり話を聞いてもらって、悲しい気持ちを受け止めてもらうのがよいと思います。
気持ちを受け止める方法は、こちらをごらんください。
話の聞き方 : 4コマまんが『なやみ子さん』
http://koun18jp.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html
老いる
私たち人間は、1年ごとに歳をとっていきます。
大人になるにつれて、体は大きくなっていきますが、
30代を過ぎると、後は衰えていきます。
体力・筋肉・記憶力なども、
基本的には、落ちていく一方です。
男性であれば、体力が落ちて・・・という声をよく聞きますし、
女性であれば、若いときの美貌が衰えていくのは、つらいものです。
私も、顔のシワも増えていくのは、つらいものです。
今のところ、できることは、
化粧品でごまかしたり、整形手術で表面をととのえるくらいでしょうか。
好きなことや興味のあることをとことんやっていたり、
愛情ある家族に囲まれていると、
歳をとっても元気に過ごせることが多いと聞きます。
けれども、それで全く老いなくなるわけではありません。
わたしも好きなことをやっているし、大好きな家族と暮らしていますが、
それでも、元気なおばあちゃんになる、というのが限界でしょう。
根本的には、やはり老いは避けられません。
好きな人と別れる
大好きな両親、仲良しの友達、夫や妻や子どもなど、
みなさん、別れたくない人がいると思います。
しかし、転校や転勤などで会えなくなったり、
相手が病気になったり、先に亡くなったり。
私自身、父が亡くなったときに、
体の一部を引き裂かれたような、
感じたことのない大きな悲しみを味わいました。
肉親の死は、とてもつらいものです。
私が、父の死を受け入れていったプロセスを、くわしく書いています。
大事な人が亡くなって悲しい気持ちを持っておられる方、
一度、こちらのページをのぞいてみてください。
大事な人が亡くなった方へ・・・悲しみを癒す
http://koun18jp.blogspot.com.br/2014/08/blog-post_15.html
死ぬ
避けられないことの代表選手が、死ぬことです。
私たちは、必ず死ななければいけません。
若くして亡くなる人も、100歳まで生きられる人もいるでしょう。
しかし、最後は死にます。
自分の肉体が無くなってしまうということは、とても悲しいことです。
なにしろ、指一本無くなるのを想像しただけでも、怖いのですから。
さらに死には、 もう1つ大きな問題があります。
「死んだ後、どうなるか分からない」
というものです。
私が小さい頃から持っていた悩みは、
「死んだらどうなるんだろう。分からないし、怖い」
というものでした。
避けられない苦しみの種類 : まとめ
これらの苦しみは、人間に生まれたら、必ず起こることです。
もし、これらを解決できれば、
人生の幸せ度は、格段に上がるのですが・・・。
人生で起こる悲しい出来事は、
話を聞いてもらい、気持ちを受け止めてもらうことで、
その悲しみを癒していくことができます。
欲しいものが得られない悲しみ、肉親の死、老いの悲しみ・・・
そういう気持ちは、癒すことができるのです。
また、「いつか必ず死ぬ」ということは、
遠い昔から、誰もが避けたいことだったようです。
たとえば中国では、中国を初めて統一した秦の始皇帝が、
「不老不死の薬」を求めて、部下を地方に派遣した話が「史記」に残っています。
わたしは子どもの頃から、
「自分の死」は人生の中でも一番重要な問題だと思っていました。
なぜなら、「自分が死ぬ」ということは、他の苦しみとは全く別の特徴を持っているのです。
悲しみを感じる主体であるはずの、自分自身がいなくなるのですから。
さらに、 「死んだ後、どうなるか分からない」 というのも、大きな問題でした。
一番考えたくない嫌なことだけれども、もっとも解決しなければならない問題。
それが、わたしにとっての「自分の死」だったのです。
次のページでは「いつ死んでも、大丈夫」と言えるようになるには、
どうすればよいかを、見ていきます。
カテゴリ ”幸せな人生をおくるために”
→次ページ 「いつ死んでも、大丈夫」
光雲のホームページは、こちらです。