2015年7月31日金曜日

いつ死んでも、大丈夫

 
 
これまで、人生がどのようなものか、全体像を見てきました。
 
 
振り返ってまとめると、
 
 

1、工夫次第で、楽(幸せ)を増やすことができます。
 
 
2、人生には、避けられない苦しみもあります。
 
  特に「いつか必ず死ぬ」ということは、誰もが避けたいものです。
 
 
 
 
 
 
もしも「死ぬ」ことが無かったら
 
 
 
もしも「死ぬ」ことが無ければ、
 
人生をはるかに幸せの多いものになります。
 
 
 
みんなが死なないのだから、
 
大好きな人と別れることもありません。
 
 
もちろん自分が死ぬこともありません。
 
 
 
 「死んだらどうなるか、分からない」という不安も、無くなります。
 
 
 

 
 
 
「死ぬ」ことは、人生最大の不幸
 
 
 
しかし、とても残念なことには、
 
わたしたちは必ず死ぬ日が来ます。
 
 
 

ところで、なぜ死ぬのは嫌なことなのでしょうか?

その理由をいくつかあげてみます。



 

・まず、家族やお友だちと会えなくなります。
 
 彼らはこの世に残り、自分だけ、死んでいきます。

 


・稼いだお金や、買った物とも、別れることになります。

 
 
・いつ死ぬか、分からない。
 
 事故や災害など、急に死ぬことになったニュースは、
 
 毎日のように流れています。
 


・死んだらどこへ行くのか、分かりません。
 
 「死んだらみんな天国へ行く」とも言われますが、
 
 次の世があるかどうかも、本当には分かりません。


 

・死んでしまう時には、自分の肉体とも別れないといけません。

 指が1本無くなるだけでもつらいのに、

 この体まるごと、別れないといけないのです。

 
 
 

このように、まじめに考えてみると、
 
死ぬということは他の苦しみとは別格の、人生最大の不幸と言えます。
 
  
 
 
そのため、仕事に没頭する人の中には、

「死の恐怖を忘れる手段」として、

仕事に夢中になっている人もいるほどです。
 
 
 
 
 
どうにかして、この「とても嫌なこと」を解決できないでしょうか?
  
 
  
 
やせ我慢ではなく、本心から
 
「いつ死んでも、大丈夫」
 
と言えるようになるには、どうすればよいのでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
「いつ死んでも、大丈夫」になった、人生の先輩たちを探そう
 
 

死ぬことは、人間にとって大問題であるはずですが、
 
まったく解決策が無いためか、話題にのぼることすらありません。
 
 
 
もしかしたら、死ぬ直前の肉体的な痛みや恐怖心は、
 
麻酔や薬でごまかせるかもしれません。
  
 
しかし
 
 「死んだらどうなるのか?」
 
 「死後があるのか、ないのか?」
 
という問題は、解決されないまま。
 
 
 
「死んだらどうなるの?」という話をしてくるのは、
 
幼い子どもくらいのものです。
 
 
 
けれども「死んだらどうなるの?」という問題を解いた大人は、
 
ほとんどいないのではないでしょうか。
 
 
 
多くの人が、「そんなことは、大人は考えないものだ」といって、
 
子どもの頃の疑問を、忘れてしまっているのだと思います。
 
 
 
なぜなら、考えても考えても、答えが出ないから。
 
 
 
 
 
でも、イスラム教徒の人に聞けば、
 
 「自分がどこから来て、死んだらどこへ行くのか、分からない。
 
  だからこそ宗教が必要なのだ」
 
と言いますし、
 
キリスト教徒の人にとっても、死後や神の存在は大問題です。
 
 
 
わたしにとっても、子ども時代から大人になっても、
 
どうにかしてこの問題を解決したいと考えていました。
 
 
 
では、どうすれば「いつ死んでも大丈夫」と言えるようになるのでしょうか。
 
 
 
 
 
 

「いつ死んでも大丈夫」の条件
 
 
 
私が考えた条件は、この2つです。
 
 
 
 1、「死んだらどうなるか分からない」という不安が解消されている
 
 2、しかもそれが、一時的な思い込みではない。(死ぬまで不安が解消された状態)
 
 
 
 
『光雲な毎日』という本にくわしく書きましたが、
 
わたし自身、仏教との出会いによって、
 
「死んだらどうなるか分からない」という不安が解消されました。
 
 
 
そこで興味が出て、この「死に対する不安」を解決をした人々が、他にもいるんじゃないかと、
 
10年ほど前、龍谷大学の大学院に入って、
 
仏教とキリスト教を比較する、という研究をスタートしました。
 
 

その中で、「いつ死んでも大丈夫」という境地に生きた人々を知りました。
 
 
 
 
 
もしかしたら中には、ただ思い込みが強かっただけの人も、いたかもしれません。
 
 
 
けれども、少なくとも「いつ死んでも大丈夫」と言えるようになったことは、
 
とても素晴らしい価値があるものだと思いました。
 
 
 
なぜなら、「いつ死んでも大丈夫」と言える境地で生きている人は、
 
ほとんどいないからです。
 
 
 
 
 
 
 
もっとも自由な人生
 
 
 
 
死後への不安が解消されて、
 
「いつ死んでも大丈夫」と言える人生は、
 
もっとも自由な人生だと思います。
 
 
 
なぜなら、「いつ死んでも大丈夫」ということは、
 
世界中の人が恐れる「死」から、自由だからです。
 
 
いつ死ぬ日が来ても、困らないわけです。
 
  
 
 
わたしは仏教によって死から自由になったわけですが、
 
そういう力を持つのは、仏教だけではないかもしれません。
 
 
西洋哲学やキリスト教の世界でも、
 
素晴らしい宗教体験を得た人の記録はのこっています。
 
 
 
※くわしく知りたい人は、「宗教体験の諸相」という本がおすすめです。
 
宗教的経験の諸相 ウィリアム・ジェイムズ 
http://www.amazon.co.jp/dp/4003364023
 
 
 
 

 
 
まじめに生きると、死と向き合うことになる
 
 
 
人生にまじめに向きあうと、死を考えることは避けられません。
 
生と死はコインの裏表であり、
 
生まれたからには、100%死ななければいけないからです。
 
 
 
ならば、ごまかし続けるのではなく、
 
正面から向き合って解決しようとするのが、よいと思います。
 

 
みなさんがどのような道で、死を解決しようとされるかは、分かりません。
 
わたしは仏教でしたが、違う道を選ぶ人も当然あるでしょう。
 
 
 
 
参考までに、わたしが通った道をまとめると、

 
 ○「いつ死んでも大丈夫」になった人を見つける
 
 ○その人と同じ道を進んで、死後への不安を解決する
 

このようになります。 
 
 
 
 
少なくとも、自分よりも先に「いつ死んでも大丈夫」になった人を見つけることで、
 
大きなヒントが得られるはずです。
 
 
 
 
たくさんの人たちが、いつ来るか分からない死に対して
 
「いつ死んでも大丈夫」と、堂々と言える日が来るのを、
 
心より願っています。
 

 
 
 
 
 
 
カテゴリ ”光雲が仏教を求めた理由”
 
→次ページ 「1、すばらしい両親の元に生まれて」 
 
 
 
 
 


避けられない苦しみの種類

 
 
人生には「避けられない苦しみ」もあります。
 
代表的なものを見ていきましょう。
 
 


 
欲しいものが手に入らない
 
 
これは、人それぞれ違いますが、
 
「欲しいものが手に入らない」「やりたいことができない」という、
 
人生につきものの苦しみです。
 
 
 
 ・恋人がほしいのに、できない。
 
 ・結婚したいけど、できない。
 
 
などなど。
 
 
 
もちろん、工夫次第で解決できる場合も多いです。
 
 
 
たとえば
 
「自分はモテない。だから恋人もいないし結婚もできない」
 
と思い込んでいる人がいたら、
 
その思い込みを外すことで、 解決しやすくなります。
 
 
 
※思い込みを外す方法については、こちらのページをごらんください
 
1、思い込みを外すと、人生が広がる
http://koun18jp.blogspot.com.br/2015/07/blog-post_35.html
 
 

 

 
けれども、工夫してもどうにもならないものもあります。
 
たとえば、
 
 
 ・子どもがほしいのに、できない。
 
 ・死んだ親に会いたい
 
 
など。
 
 
こうなると、やはり話を聞いてもらって、悲しい気持ちを受け止めてもらうのがよいと思います。
 
 
気持ちを受け止める方法は、こちらをごらんください。
 
話の聞き方 : 4コマまんが『なやみ子さん』
http://koun18jp.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html


 
 



老いる

 
私たち人間は、1年ごとに歳をとっていきます。
 
大人になるにつれて、体は大きくなっていきますが、
 
30代を過ぎると、後は衰えていきます。
 
 
体力・筋肉・記憶力なども、
 
基本的には、落ちていく一方です。
 
 
男性であれば、体力が落ちて・・・という声をよく聞きますし、
 
女性であれば、若いときの美貌が衰えていくのは、つらいものです。
 
 
私も、顔のシワも増えていくのは、つらいものです。



今のところ、できることは、
 
化粧品でごまかしたり、整形手術で表面をととのえるくらいでしょうか。
 
 
 
好きなことや興味のあることをとことんやっていたり、
 
愛情ある家族に囲まれていると、
 
歳をとっても元気に過ごせることが多いと聞きます。
 
 
 
けれども、それで全く老いなくなるわけではありません。
 
 
 
わたしも好きなことをやっているし、大好きな家族と暮らしていますが、
 
それでも、元気なおばあちゃんになる、というのが限界でしょう。
 
 
 
根本的には、やはり老いは避けられません。







好きな人と別れる 


大好きな両親、仲良しの友達、夫や妻や子どもなど、
 
みなさん、別れたくない人がいると思います。
 
 
しかし、転校や転勤などで会えなくなったり、
 
相手が病気になったり、先に亡くなったり。
 
 
私自身、父が亡くなったときに、
 
体の一部を引き裂かれたような、
 
感じたことのない大きな悲しみを味わいました。
 
 
 
肉親の死は、とてもつらいものです。
 
私が、父の死を受け入れていったプロセスを、くわしく書いています。
 
大事な人が亡くなって悲しい気持ちを持っておられる方、
 
一度、こちらのページをのぞいてみてください。

 
大事な人が亡くなった方へ・・・悲しみを癒す 
http://koun18jp.blogspot.com.br/2014/08/blog-post_15.html
 
 






死ぬ
 

 
避けられないことの代表選手が、死ぬことです。
 
私たちは、必ず死ななければいけません。
 
 
若くして亡くなる人も、100歳まで生きられる人もいるでしょう。
 
しかし、最後は死にます。
 
 
 
自分の肉体が無くなってしまうということは、とても悲しいことです。
 
なにしろ、指一本無くなるのを想像しただけでも、怖いのですから。
 
 
 
 
さらに死には、 もう1つ大きな問題があります。
 
「死んだ後、どうなるか分からない」
 
というものです。
 
 
 
 
私が小さい頃から持っていた悩みは、
 
「死んだらどうなるんだろう。分からないし、怖い」
 
というものでした。
 
 
 
 
 
 
 
避けられない苦しみの種類 : まとめ
 
 

 
これらの苦しみは、人間に生まれたら、必ず起こることです。
 
 
 
もし、これらを解決できれば、
 
人生の幸せ度は、格段に上がるのですが・・・。
 

 
人生で起こる悲しい出来事は、
 
話を聞いてもらい、気持ちを受け止めてもらうことで、
 
その悲しみを癒していくことができます。
 
 
 
欲しいものが得られない悲しみ、肉親の死、老いの悲しみ・・・
 
そういう気持ちは、癒すことができるのです。
 
 
 
  
また、「いつか必ず死ぬ」ということは、
 
遠い昔から、誰もが避けたいことだったようです。
 
 
 
たとえば中国では、中国を初めて統一した秦の始皇帝が、
 
「不老不死の薬」を求めて、部下を地方に派遣した話が「史記」に残っています。
 
 

 
わたしは子どもの頃から、
 
「自分の死」は人生の中でも一番重要な問題だと思っていました。
 
 
 
なぜなら、「自分が死ぬ」ということは、他の苦しみとは全く別の特徴を持っているのです。
 
悲しみを感じる主体であるはずの、自分自身がいなくなるのですから。
 
 
 
さらに、 「死んだ後、どうなるか分からない」 というのも、大きな問題でした。
 
 
 
一番考えたくない嫌なことだけれども、もっとも解決しなければならない問題。
 
それが、わたしにとっての「自分の死」だったのです。
 
 
 
次のページでは「いつ死んでも、大丈夫」と言えるようになるには、
 
どうすればよいかを、見ていきます。
 
 

 

 
カテゴリ ”幸せな人生をおくるために”
 
→次ページ 「いつ死んでも、大丈夫」
 
 





 
 
 

2015年7月30日木曜日

3、苦(嫌なこと)を減らそう

 
 
前のページでは、楽(幸せ)の増やし方について、見てきました。
 
 
 
このページでは、私の苦(嫌なこと)の減らし方についても、
 
少しくわしくお話します。
 
 
 
 
 
 
 
嫌なことの減らし方
 
 
 
  
夜更かし
  
 
夜遅くまで起きるのが楽しい、という人もいると思います。
 
 
私の場合は、 次の日にスッキリ感がないままで
 
人と会ったり、仕事をしたりするのが苦手です。
 
 
それよりも、朝の光の中で絵を描いたり、
 
呼吸法をしたり、体操したりするのが気持ちよくて好きです。
 
 
 
静かな場所で自分の感覚にたずねてみることで、
 
「一見楽しいけれど、体が嫌がっているもの」を取り除くことができます。
 
そうやって、心地よい人生を作ることができるのです。


 
 
 
 
 
苦手なこと・できないこと

 
人には得意・不得意があります。
 
わたしの場合、絵を描くことや、人前で話すことは苦になりませんが、
 
そうじや片付けは得意ではありません。
 
 
 
今まで引越しをたくさんやったし、移住もしたのですが、
 
自分の限界を超えた分は、人に手伝ってもらいます。
 
 
 
仕事をしながらブラジル移住の準備をしていた時は、
 
お手伝いさんにそうじや片付けをしてもらっていました。
 
 
 
 
また、ブラジルで必要になるポルトガル語の書類を用意するなど、
 
努力しても出来ないことがあります。
 
そこも、日本に20年住んでいる日系ブラジル人の方にお願いしました。
 
 

 
 
 
 
テレビのニュース
 
 
 
テレビのニュース番組には、残酷な凶悪事件を、
 
細部にわたって放送することがよくあります。
 
 
 
悪い事件と同じくらい、良い出来事もあるはずですが、
 
ニュース番組は人の興味を引きつけるために
 
悪いニュースをえんえんと流します。
 
 
 
 
また、テレビを見るときは受身で、自分が必ずしも欲しくない情報を
 
一方的に、どんどん頭に入れられる感じがします。
 
 
 
なので、私の家にはテレビがありません。
 
 
 
 
 
 
 
インターネット
 
 
 
ネットもあまり見ません。
 
 
仕事をし続けていて、気分転換をしたい時に見るくらいです。
 
映画を見にいく時間もないときなど、映画の予告やあらすじを読み、
 
あとは、お料理のレシピを見たりする程度です。
 
 




 
 
病気やケガ

 
 
病気になったり、思わぬケガをすることがありますね。
 
 
大きなものだと骨折したり、入院する。

小さなものだと、なんとなく体がだるいとか、肩がこる、頭痛など。
 
気をつけていても、風邪をひいたり、コケたり。
 
 
 
私も、子どもが小さい頃、足を骨折してボルトを入れたことがありますし、
 
留学した時も、アメリカに行ってすぐに、
 
たくさん通行人がいる銀行の入り口で、思いっきりコケました。 
 
 
 
日ごろ、ちょっと調子わるいなあ、ということも、
 
たまにあります。
 
 
 
 
ケガも病気も、できれば避けたいですよね。
 
では、どうすれば避けることができるでしょうか?
 
 
 
わたしの場合は、「無理をしない」ことを心がけています。
 
 
 
仕事が忙しすぎたり、予定がいっぱいで無理をすると、
 
どうしても急いだりあせったりするので、
 
あわてて忘れ物をしたりコケたりしやすいです。
 
 
 
なので、ちょっとでも「ああ、無理してるな。急いでるな」と思ったら、
 
一度深呼吸をして、ゆったり動くようにしたり、予定を少なくしたりします。
  
 
 
また、そういう時ほど体の調子に気をつけて、
 
体操をしたり、食べ過ぎをひかえ、体調をととのえています。
  
 
  
これだけで、物事がスムーズにいくようになってイライラが減りますし、
 
ケガや病気の回数は激減しています。
 
 
 
現代は、みんな忙しく、時間に追われています。
 
みなさんも、「自分は無理してるかもしれない」と思ったら、
 
すこし立ち止まって、深呼吸したり、予定を減らしてみてくださいね。
 
 
 
それだけで、人生をゆったりしたものに変えられますよ。
 

 

 
 
 
 
 
苦(嫌なこと)を減らす : まとめ

  
 
苦(嫌なこと)は、工夫次第で避けられるものもあります。
 
このページでは、工夫することで苦を減らすやり方を書きました。
 
 
 
でも、ここに書いていないことで、みなさんが苦に感じていることも、あるでしょう。
 
それらも、工夫次第で減らせるかもしれません。
 
いろいろチャレンジしてみて、うまくいったら、教えてくださいね。
 
 
 
 
しかし、人生にはどうやっても避けられないことがあります。
 
 
 

次ページでは、死ぬときに後悔しないためにも、
 
避けられない苦しみも、ごまかさずに考えてみたいと思います。
 
 

 


 
カテゴリ ”幸せな人生をおくるために”
 
→次ページ 「避けられない苦しみの種類」
 
 



 
 
 

2、楽(幸せ)を増やそう

 
 
前のページで、私の楽(幸せ)の増やし方のリストを書きました。
 
参考までに、もう少しくわしくお話します。
 
 
 
 
 
 
場所
 
 
 
好きな場所を持つことは、私にとっては、とても大事です。
 
 
 
  
今まで10回以上、引越しをしてきました。
 
日本だけでなく、アメリカでも3回引っ越しました。
 
今はブラジルに来たところです。
 
 
 
新しい土地に来てすぐやることは、好きな場所を作ることです。
 
まず、どの地域でも、お気に入りのカフェを見つけます。
 
それだけで、毎日の生活が、自分らしくなってきます。
 
 

 
カフェだけでなく、川のほとりや湖の浜辺も、心がおちつきます。 
 
 
滋賀県に引っ越したときは、
 
下見に行ったときに、夢のようにきれいな浜辺があり、
 
一目ぼれして、すぐにそこに決めました。
 
 
 
引っ越した後は、毎日のように浜辺に行って、
 
散歩したり、すわって紅茶とパンを楽しんだものです。
 
そうすることで、精神的にとても安定することができました。
 
 
 
 
 
何をするにも、場所は大切です。
 
 
本の原稿を書いたときは、カフェのある席にすわると、
 
どんどん筆が進むことを発見しました。
 
 
席の配置がよかったのか、眺めがよかったのか、
 
とにかく、毎回その席にすわることで、原稿がとてもはかどりました。
 
 
 
 
 
みなさんも、自分が心地よく感じる場所を、探してみてくださいね。
 
 
それだけで、毎日に余裕が出てきますよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
着る物
 
 
 
何を着るかで、けっこう気分が変わります。
 
やっぱり服も、自分が好きなものを選んでいます。
 
 
 
 
わたしの場合は、色がきれいな服を着ると、気分がいいです。
 
 
 
 
とくに着物(和服)は、いろんな柄があるだけでなく、
 
絹でできていて着心地がいいですし、
 
カフェに入っても、一番いい席に案内されたりして、特別扱いしてもらえます。
 
着物を安く楽しもう
http://koun18jp.blogspot.com.br/2014/08/blog-post_18.html
 
 
そういうこともあり、ブラジルにも、着物をもってきました。
 
 
 
 
「着る服にはこだわらないよ」という人もいるでしょう。
 
 
でも、よかったら一度でいいので、 いろんな服を見て、
 
どれが見た目が好きだったり、手ざわりが好きだったりするか、
 
感じてみてください。
 
 
 
一日中、わたしたちの皮膚を覆っているのが服です。
 
肌ざわりの良いものを選んだり、自分が気に入ったものを着ることで、
 
皮膚も心地よさを感じます。
 
 
 
想像してみてください。
 
1年間ずっと、皮膚が心地よさを感じ続けたとしたら。
 
人生にも、良い影響があると思いませんか。
  
 
 
幸せな人生を作るには、
 
こんな小さなことも、けっこう大事なんです。
 

 
 
 
 
 
 
 
興味があることをやってみる
 
 
 
私はお坊さんでもあり、絵も描きます。
 
 
 
大学時代に出会った仏教は、
 
その後、私の人生を支える土台になりました。
 
それからどんどん興味が出て、勉強したくなり、
 
大学院に行って研究するようになりました。
 
 
 
 
さらにアメリカ留学に行って、各地で法話をして回る機会をいただき、
 
今では、ブラジルでお坊さんとして仕事をしています。
 
 
 
 
絵は、子どもの頃から好きでした。
 
そのまま芸術大学に進みました。
 
 
大学卒業後は、結婚・子育てで、一時中断していたのですが、
 
創作活動からはなれて十数年たったある日、
 
ふと「描いてみようかな」と思ったのです。
 
 
それから、まったく筆が止まらなくなり、
 
毎日絵を描くようになりました。
 
すると、「絵を描いてほしい」という人が現れ、うわさがうわさを呼んで、
 
気がつけば、アメリカで絵の個展を開いていました。
 
 

今でも、毎日絵を描いています。
 
 
 
私にとって絵を描くことは、とても自然で、必要な感じがします。
 
絵を描くと、やはり、心が落ち着いて、自分を客観的に見ることもできます。
 
そして、そのときの気持ちも、大事にできるのです。
 
 
 

みなさんも、なぜか興味が出たことがあったら、やってみてください。
 
あなたの心や身体が、それを必要としているかもしれません。
 
 
 
 
さらに、興味があることをとことん突きつめていくと、
 
ある時、ぽこっと穴が開いたように、
 
他人の役に立つ場所につながることがあります。
 
 
興味のあることが、そのまま仕事になって、
 
人の役に立つことができる。
 
これも、人生における大きな大きな喜び(楽○)です。
 
 
 
 
 
 
 
 
愛情をもって子育てする(される)こと


 
自分に元に子どもが生まれてくれることは、とても大きな喜びです。
 
子どもたちが育っていく中で、たくさんの楽しさや学びを与えてくれます。
 
 
 
わたしは自分の子どもが可愛くて大好きです。
 
まるでおばあちゃんが孫を見るような感じで可愛がってしまいます。
 
子どもたちの無垢な笑い声は、キラキラ輝いて聞こえます。
 
わが子たちは、見た目も美しく、頭も良く、がんばりやさんです。
 
 
時々、子育て中のママから
 
「どうやってしつけしてるんですか?」 
 
と聞かれるのですが、しつけ・・・したことがないような・・・。
 
 
しつけが必要ない子たちだったのでしょう。




  

(わたしは親ばかなのでしょうか。でも、本当にしつけをした記憶が無いのです。 )


 
 
さて、反対に、愛情深い親の元に生まれることも、
 
人生における大きな喜びです。
 
 
 
あたたかい視線、やさしく抱いてくれる手、安全で安心できる家。
 
そのような空間ですくすく育っていけることは、
 
この上ない幸運な出来事です。
 
 
 
大好きな父母に守られながら、どんどん大人になっていくのは、
 
何よりも心強いものです。
 
 
 
 
しかし中には、「愛情の少ない家庭で育った」という方も、おられるかもしれません。
 
でも、愛情というのは、大人になってからも取り戻せるものです。
 
 
そのために有効なのが、スキンシップです。
 
 
こちらのページに、愛情不足を取り戻した青年の話を書いています。
 
どうぞ、のぞいてみてくださいね。
 
 
 1、そもそも幸せは、どうやって生まれる?「愛情のコップ」
http://koun18jp.blogspot.com.br/2015/07/blog-post_85.html

 
 
 
 
 
 

友達
 

 
友達は、いっしょに遊んで大笑いできる、大切な存在です。
 
そして悩んでいるときだって、友達に相談することで、
 
道が開けてくることがよくあります。
 
 
 
自分一人で「ああかな、こうかな」と考えることは、とても大事です。
 
でも、なにか問題を抱えているときに
 
友達と話していたらあっさり解決した、
 
ということも、よくあります。
 
 
楽苦○●の図で言えば、
 
友達によって苦(●)が消された、ということです。
 


 
 
 
 
 
 
楽(幸せ)のまとめ
 

他にも数え切れないほど、人生で得られる喜び(楽○)はたくさんあります。
 
みなさんも、ここに書かれていない、いろんな喜びを知っていると思います。
 
 
 
それを考えると、人生とはとても素晴らしいものだなあ、と思えてきます。
 
 

 
 
次のページでは、減らせる苦(●)をどんどん減らして、
 
人生を幸せなものにする方法を見ていきます。
 
 
 
 

 

 
カテゴリ ”幸せな人生をおくるために”
 
→次ページ 「3、苦(嫌なこと)を減らそう」
 
 






1、幸せな人生の作り方

 
 
私には小さい頃から「ああ、楽しいな。幸せだな。」と感じることが、たくさんありました。
 
両親は愛情にあふれていたし、お友達も多くて、学校も楽しかったです。
 
 
 
 
けれども一方で、「人生には避けられない苦しみがある」とも感じていました。
 
両親のことが好きであるほど、いつか死に別れなければならないのが怖かったのです。
 
 
 
 
みなさんも同じように、人生の楽しさ・苦しさを見てきたと思います。
 
 
 
わたしは子ども時代から「できれば、最高に幸せな人生を歩みたい」と思っていました。
 
 
 
ここであらためて、 「最高に幸せな人生をおくる方法」について、
 
考えてみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
幸せな人生と苦しい人生の差
 
  
 
 
下の図を見てください。
  
 


 
 
  
これは、人生における「楽しさ(幸せ)」「苦しさ(つらさ)」を表しています。
 
 
 
オセロのように白黒の○●があって、
 
楽が多いほど、幸せをたくさん感じる人生、
 
苦が多いほど、つらい人生と言えます。
 
 
 
 
 
では、この人生を、下のように変えられたら、どうでしょうか?
 
 
 
 
 
 


 
 
 
2つの図を見比べると、
 
こちらの方が、「楽」○が多くなっています。
 
 
 
たとえば、わたしは腰痛を治した人を知っています。
 
腰痛が無くなって、別世界のように楽になったそうです。
 
 
 
腰痛もちの人にとっては、腰の痛みはとても苦しいものだそうです。
 
その痛みが無くなったとしたら、その分、苦●が、1つ減ります。
 
 
  
 
 


考えてみると当たり前かもしれませんが、
 
楽○を増やして、苦●を減らせば、
 
幸せがどんどん増えていくわけです。
 
 
 
 
もちろん、何を幸せと感じるか、何を苦しみと感じるかは、
 
人それぞれで違います。

 
 
しかし、周りを見渡してみると、
 
しょっちゅう幸せを味わっている人もいれば、
 
毎日苦しんでいる人もいます。
 
 

 
この差は、2つの図で言えば、
 
楽(○)が多いか、苦(●)が多いか、
 
ということです。
 

 

つまりシンプルなことですが、
 
次のことを実行すれば、より幸せな人生を作れます。
 
 
 
 
1、楽○(幸せ)を増やす 
 
 
2、苦●(嫌なこと)を減らす
 
 
 

少し説明すると、 
 
1、「楽○(幸せ)を増やす」には、
 
自分自身が「ああ、幸せだなあ」と感じられることを、集めていきます。
 
  
 
私の場合だと、
 
 ・興味のあることを、とことんやってみる。
 
 ・好きな物を身の回りに置く。
 
 ・好きなお友だちと会う。
 
 ・自分が心地よい場所に行く。
 
 ・自宅を居心地よくする。
 
 ・好きなカフェに行く。

 
などです。 

また、自分と他の人はつながっているので、
 
 ・家族、友人、知人、他人にやさしくする・助ける
 
 
ということも入ってきます。
 
 

 


2、「苦●(嫌なこと)を減らす」には、
 
自分が「これは嫌だな」と思うことを、なるべく減らしていくのです。
 
  
 
たとえば、私ならば、
 
 ・体の調子が悪いとき、体調をととのえる
 
 ・好きじゃない物を、好きな物と交換する。
 
 ・なんとなく嫌な感じがする場所からは離れる。
 
 ・苦手なことは、人に助けてもらう
 
 ・家族や友人の病気をなおす、また、落ちこんでいたら、
 
  話を聞いて気持ちを受け止めてあげる
 
 
などです。

 
 
 
とはいっても、幸せに感じることも、嫌だと感じることも、
 
その人によって違います。
 
 
 
それと、後述しますが、
 
人生には避けられない苦しみもあります。
 
 
 
 
 
 
これから、1つのサンプルとして、
 
私がどうやって楽(幸せ)を増やしているか、ご紹介します。
 
 
 
 

 

 
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2015年7月29日水曜日

『やさしさ反射神経』を育てよう。

 
 
これまで、体や心を幸せにするやり方を見てきました。
 
これらは、私(1人の人間)を幸せにする方法です。
 
 
 
しかし実は、幸せになる方法は、他にもあるのです。
 
しかもそれは、自分だけでなく、相手も幸せにする方法です。
 
 
 
 
 
 
やさしさ反射神経
 
 
 
 
わたしは「やさしさ反射神経」があると、つねづね思っています。
 
 
 
たとえば「あの人、困ってる。助けてあげたい」と思っても、
 
妙な照れにジャマされることがありませんか。
 
 
 
サッと動きたかったのに、タイミングを失ってしまうことがあります。
 
 
 
 
わたし自身、相手を助けたいと思ったときに、サッと動ける反射神経を
 
育てたいなあと、いつも思います。
 
 
 
心がけることが第一歩ですよね。
 
 
 
やさしさを与えることで、わたしたちの人生は何倍も幸せになります。
 
 
 
 

  
わたしが実際に出会ったやさしさ反射神経の話をしましょう。
 


 
 
 
     *     *     *     *     *     
 
 
 


 
 
 
テレビ朝日の取材で、千葉県の館山というところに行った時のことです。
 
あるお寺を取材した後、撮影スタッフの方に、駅まで送ってもらいました。
 
そこはとても田舎で、九重駅というところです。
 
 
 
 
早めに送っていただいたのですが、乗る予定の電車が来るまで、
 
まだ1時間もありました。
 
 
 
駅には待合室もなく、まわりにカフェもコンビニすらもありません。
 
 
おまけに、風がつめたくて、寒い日でした。
 
 
 
 
これは困ったなあ、このまま立っていると風邪をひいてしまうなあ、と思い、
 
途方にくれていると、電車が走ってくる音が聞こえてきました。
 
 
 
あまりにも早く駅についたので、わたしが乗る予定だった電車の、
 
1本前の電車が来たようでした。
 
 
 
 
しかし、わたしはホームを間違えていて、反対側のホームに立っていました。
 
 
 
 
あの電車に乗れたら、寒い中を待たなくてもいいんだけどなあ、と思いながらも、
 
田舎の駅のことで、ホームをうつるには、少しはなれた踏み切りまで行って、
 
渡らないといけないのです。
 
 
 
 
僧侶すがたで、大きなカバンを2つ持っていたわたしは、
 
とても間に合わないなあ、と思い、立ちつくしていました。
 
 
 
 
そのときです。
 
 
 
 
うしろの方から、パタパタと軽やかな足音が聞こえてきました。
 
 
 
かわいい声で、
 
「いそいで、いそいで。間に合うから。」
 
と言っているのが聞こえます。
 
 
 
 
ふり向いて見ると、小学校2・3年生くらいの男の子と女の子が、
 
息をはずませて走ってきました。
 
 
 
わたしの顔を見るなり、男の子が、
 
 
 
 
「どうしたんですか? あの電車に乗るんですか?
 
 まだ間に合いますよ。ぼく、手伝います。」
 
 
と言うと、あっという間にわたしの黒いカバンを持って、
 
 
 
「こっちです」
 
 
 
と言いながら、走り出したのでした。
 
 
 
 
夢のような展開におどろきながら、わたしは2人につづきました。
 
 
子どもたちは、
 
 
「この電車、ゆっくり止まるから、大丈夫なんです。
 
 わたしたち、毎日乗ってるから、わかります。」
 
 
といって、わたしを導いてくれて、電車に乗ると、
 
 
 
「ここに座りましょう」
 
 
 
と、向かい合わせの4人席に、いっしょに座ってくれました。
 
 
 
 

 
とてもかわいらしい2人で、一生懸命、交互に、かわいらしく話してくれます。
 
 
 
わたしが、話を聞きながら、寒そうに手のひらをこすっていると、
 
男の子はポケットから小さなカイロを取り出して
 
 
 
「どうぞ、これ、使ってください」
 
 
といいました。
 
 
 
 
 
わたしは、2人があんまりにもかわいくて優しいので、すでに涙目でした。
 
 
 
 
たった1駅でしたが、いっしょに降りて、
 
2人はわたしを乗り換えの場所までつれていってくれました。
 
 
 
そして、わたしがもう大丈夫なのを確認したあと、
 
何事もなかったように、特別なことなどしなかったかのように、
 
手をふって、走り去っていきました。
 
 
 
わたしには、この2人が、とても幸せで輝いているように見えました。
 
 
 

その日は忘れられない一日となりました。
 
 
 
この子たちは、まさに、わたしの先生だなあ、と思いました。
 
 
 
 
パッとわたしを見ただけで、「この人は困っている」と感じて、
 
ものすごい身軽さでわたしのカバンをもって、走り出したのです。
 
 
 
 
すごい「やさしさ反射神経」だなあ、と思いました。
 
 
 
 
 
     *     *     *     *     *     
 
 
 

 
 
このお話は、とても分かりやすい例だと思います。
 
 
 
誰かを助けたり、他の人を幸せにすることは、
 
そのまま、自分の心を豊かにしたり、安定させたりする効果があります。
 
 
 
みなさんも、道に迷っている人に行き方を教えたり、
 
匿名で募金をしたり、
 
電車でご老人に席をゆずったりしたことがあると思います。
 
 
 
そうやって自分のやったことで、相手を助けることができて、
 
とてもさわやかな気分になったのではないでしょうか。
 
 


わたしも、相手を助けたり楽しませたりすることが、大好きです。
 
家では毎日、どうやって娘たちを笑わせようか、と考えています。
 

 
相手と関わりをもつことで、こちらも幸せになれる。
 
しかもその幸せは、自分一人では得られない幸せです。
 
 
 
つまり家族やお友達、社会のみんながいるおかげで、
 
私たち一人ひとりが、さらに幸せになることができるのです。

 
 
 

 

 
カテゴリ ”幸せな人生をおくるために”
 
→次ページ 「1、最高に幸せな人生の作り方」
 
 
 
 
 

 
 

外国の人にも興味を持ってもらえて、すぐに仲良くなれる方法

 
 
これまで、心の幸せをふやすコツについて、書いてきました。
 
 
 
今回は、心が幸せになってきた人に、
 
みんなと仲良くする方法についてお話したいと思います。
 
 
 
でも、「しゃべるのが苦手で・・・」という人も、いるかもしれませんね。
 
そんな人も、きっと、参考にしていただけると思いますよ。
 
 
 
 
 
 
 
外国の人とも仲良くなれる

 
 
初めてお会いした人と仲良くなるために、
 
わたしが使っているものを紹介します。
 
 
 
 
それが、この名刺です。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
これは2つ折りで、
 
表には、わたしの絵と顔写真
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 

 
中を開くと、
 
わたしの興味あるものや、
 
バックグラウンドが分かるイラストを、
 
マップ状に絵で描いています。
 
  
 
 

 
 
この写真はブラジルに移住する時に作ったものです。
 
なのでポルトガル語で書いてあります。
 
 
 
日本人に渡す場合には、そのまま日本語で大丈夫。
 
 
 
もしアメリカなど英語圏の国に行くなら、
 
Google翻訳などで英語を調べて、書きかえればいいです。
 
 
 
 
参考までに、こちらが日本語&英語バージョンです。
 



 
 

 
 
この名刺のいいところは、
 
多少間違ってても、絵で分かってもらえるところ。
 
 
 
 
この2つ折り名刺は、
 
何年も前に、ある本をきっかけに思いついて、
 
好評なので、ずっと使っています。
 
 
 
 
その効果はてきめん。
 
 
 
日本人はもちろん、
 
アメリカに行ったときも、外国人の方々に、
 
わたし興味あることやバックグラウンドを、すぐに理解してもらえました。
 
 
 
なにより、こんな名刺、誰も見たことが無いようで、
 
とても面白がってもらえるのがいいです。
 
 
 
おかげで、たくさんの人とお友だちになれました。
 
 
 

 
 
 
余談ですが、名刺の印刷は、今回、京都のグラフィック社さんにおねがいしました
 
 
印刷の通販 グラフィック 
http://www.graphic.jp/
 
 
 
ここにお願いした理由は、
 
色がきれいに出る会社、という評判を聞いていたからです。
 
 
 
 
名刺の絵は、カラフルストーンというコラージュ(貼り絵)なんですが、
 
以前、ほかの印刷屋さんに頼んだところ、
 
かなり色がくすんで、うすく灰色がかってしまったのです。
 
 
 
これは、印刷する時に、色のデータ形式の変換をするのですが、
 
(RGBからCMYKという形式に変えるそうです)
 
その変換過程で、色味が変わったのが、その理由。
 
 
 
それで、色がきれいに出る会社を探していて。
 
 
 
この会社の、ビビッドカラープリント、という、
 
色データをできるだけ再現するサービスをつかうことで、
 
あざやかな色が出せました。
 
 
 
 
 
 
この2つ折り名刺なんですが、
 
 
アメリカで、絵の展覧会をしたときに、
 
グリーティングカードのデザイナーである、ケイトハーパーさんが、
 
絵を気に入ってくださったことがありました。
 
 
 
絵だけでなく、彼女はこの名刺も面白がってくれて、
 
ブログに取りあげてくれたのです。
 
 
 


 
 
Kate Harper blog
http://kateharperblog.blogspot.jp/2013/05/buddhist-minister-brings-her-life-into.html
 
 
 
 
 
まだまだ、こんな名刺を持ってる人、見たことないんですが
 
みんな、やったらいいんじゃないかな、と思っています。
 
 
 
外国の人とも友だちになれるくらいなので、
 
日本人同士なら、なおさら効果があります。
 
 
 
みんなも、機会があったら、作ってみてくださいね。
 
これ、手描きでも作れます。
 
 
 
わたしは最初のころ、家庭用カラープリンタで、
 
手作りしていました。
 
 
 
今は、名刺を作る会社もたくさんあって、
 
カンタンになってきてます。
 
 
 

 
これで、初めて会う相手をよろこばせることができますし、
 
人と会う時の緊張も、楽になりますよ。
 

 
 
 
 
次のページでは、「人を幸せにする幸せ」について、見ていきます。
 
 
 
 
 

 

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→次ページ 「『やさしさ反射神経』を育てよう。」


 

 




 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

3、思い込みを外すコツ


 
 
自分の思い込みを外すには?
 
 
 
 
わたしたちはゾウさんじゃないし、
 
杭とロープは目に見えるけど、

思い込みは目に見えないから、難しいかもしれません。
 
 
 
でも、思い込みを外すのは、不可能ではありません。
 
 
 
わたし自身が思い込みを外してきて、大事だと感じたポイントを教えますね。
 
といっても、ポイントはカンタンです。
 
 
 
それは、

「安心できて、リラックスできる場所をもつ」

ということです。
 
 
 
 
言い換えれば、
  
「どんな考えを持ってもよい、何を言ってもよい」と自分に許可してあげること。
 
 
 
 
そうすれば、自由に考えられるので、
 

「なにか苦しい感じがするけど、かたよった思い込みがあるんじゃないか?」と、気づける。

「本当にこの思い込みって、正しいんだろうか?」ということも、考えられる。





ちょっと、分かりにくいかもしれませんね。
 
もっと具体的に言いましょう。
 
 
 
 
まずは、当然だけど、マイナスの思い込みを押し付ける人から、離れましょう。
 
たとえば「お前は料理が苦手だな」とか言ってくる人がいたら、
 
とりあえず、離れるんです。
 
 

そういう人がすぐ近くにいたら、
 
「本当は、自分は料理が得意かもしれない」
 
なんて、なかなか考えられないから。




そして、リラックスできる場所に行きます。

もしくは、信頼できる人に話を聞いてもらうのも、すごくいいです。




大事なことじゃなので、くり返します。

「どんな考えを持ってもよい、何を言ってもよい」
 
と自分に許可してあげられる場所に行くのです。
 
 
 
 
 
 
思い込みをリストアップする

 
 
 
さて、次です。


今度は、自分を苦しめる思い込みを、洗い出していきます。
 

 
・何をしてるときに、つらくなったり、ストレスを感じるか?

・なぜそれで、つらくなるのか?

・かたよった思い込みがあるんじゃないか?

・その思い込みは、ほんとうに、自分が納得できるもの?

・その思い込みが生まれた原因で、すぐ思い浮かぶものは?
 
 
 
こんなことを、リラックスできる場所で、調べていきます。
 
 
 
 

これをやっているときは、体の感覚にも、気をつけるといいですよ。

自分を苦しくさせる思い込みに近づいたら、体が重く感じたり、固くなったりします。

これが思い込みに気づくヒントになるのです。
 
 
 

これをやると、ほんと、たくさんのことに気づけます。

自分が知らなかった自分に出会えるのです。
 
 
 
 
一度思い込みを発見できたら、日常生活でも気づけるようになります。

「あっ、また自分は料理が苦手だと考えてたなあ」
 
という感じで。
 

 
 
そして、それに気づいたら、
 
「ほんとうにその思い込みって、正しいの?」
 
と自分自身に言ってあげるだけでいいです。

 
 

こうやって、マイナスの思い込みを崩していくと、面白いことが起きます。

人によっては、小さい頃に料理を楽しんだ記憶を、思い出せることもあるのです。

 
 
 
マイナスの思い込みは、自分の実力を極端に小さく見せるもの。
 
過去に達成できたことを、忘れさせたりもするから。
 
 
 
 
しかも、こういう思い込みのせいで苦しくなってるケースって、ものすごく多いんです。
 
 
 
逆に言えば、なにか苦しい気持ちになったら、
 
「何か思い込みがあるんじゃないか?」
 
と確かめてみてもいいほどです。
 
 
 


何回もくり返しますが、
 
自分が苦しくなるような思い込みを見つけたら、

「本当にそうかな?根拠はあるの?」

と自分に問うてみるといいです。
 
 
 
 
ほとんどの場合、論理的な根拠なんて無い、ただの思い込みなのです。
 
 
 
その多くは
 
 「小さい頃、親にそう言われたから」
 
 「友だちがそう言ったから」
 
という程度のこと。

 
 

この
 
「親がそう言ったから」「友だちがそう言ったから」
 
というのは、ただの過去の出来事です。

 
 
過去にそう言われたからといって、
 
あなたが本当に料理が苦手だったり、
 
異性に人気がなかったりするわけじゃない。

 
 
 
ただ、
 
「自分は料理が苦手だ」
 
「自分は異性に人気がないんだ」
 
というフィルターで、自分を見てしまうくせがついてるだけ。

 
だから苦しくなるんです。
 
 
 
 


こんなことを書いているわたしにも、
 
そういう思い込み(フィルター)は、あります。
 

まだまだ気づいてない思い込みも、たくさんあることでしょう。
 
 
 

でも、1つ思い込みを外すことができたら、
 
次の思い込みを外すのが簡単になります。

なぜなら「思い込みを外すこと」自体に慣れるからです。
 
 
 


苦しくなるような思い込みは、外せば外すほど、楽になっていきます。
 
 
料理が苦手だった人も、その苦手意識が無くなれば、
 
当然、余計なストレス無しで料理できるようになります。

 
そうやって、苦しみを減らして、幸せを増やしていくのです。

 
 
 
 
おまけ:プラスの思い込みについて

 
 
 
じゃあ、逆に、プラスの思い込みについても、考えてみたいと思います。
 
 
 
たとえば、
 
「自分は幸せな人生を送れるはず」
 
というプラスの思い込みを持ってるとしたら、
 
それも根拠が無いことだといって、切り捨てるべきなのでしょうか?
  
 


わたしは、そうは思いません。

だって、わたし自身、幸せなことが大好きだし、
 
わたしの周りは、支えてくれる人でいっぱいだからです。

 
 
 
もしも小さい頃に
 
「あなたは幸せになれないよ」
 
と誰かに言われたとしても。
 
 
 
そんな一言よりも、

今、幸せなことが大好きな自分がいて、
 
まわりには助けてくれる人がたくさんいる事実の方が、よっぽど根拠があります。 
 
 
そうやって、ほんとうに自分が納得できる根拠を、つかんでいけばいいんです。
 
 
 
 

もし、あなたの家族やお友だちが苦しんでいたら、
 
思い込みを外すお手伝いをしてあげられると、すてきですよね。
 
 
 
そんな時は、相手が話すのを否定せず、
 
ただ聞いてあげるだけでも、気づきが起きます。
 
 
 
話を聞いてくれる味方がいれば、なかなか外れないような強い思い込みでも、
 
外れる可能性が生まれます。
 
 

そして、お互いに思い込みを外し合える人間関係を広げていけたら、最高です。
 
そうすれば、どんどん苦しみが減って、幸せが増えていきます。
 
 

そういう意味では、これは、みんなで幸せになることができる方法の1つですね。
 
 
 
 
 
長くなってしまいました。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 

最後に
 
 
 
わたしは、苦手なことがあるのは、悪いことじゃないと思います。

 
なぜなら、すごく完璧に見える人でも、もし苦手なことがあったら、
 
それがその人のチャーミングポイントになるからです。
 
 
 
でも、苦手なことがあるせいで、とても苦しい思いをしているとしたら、つらいですよね。
 
 
 
もしかしたら、あなたのその苦しさが楽になるんじゃないか、と思って、この文章を書きました。
 
 
 
 

いっしょに苦しみを減らして、
 
幸せを増やしていきましょうね。
 
 



 

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外国の人にも興味を持ってもらえて、すぐに仲良くなれる方法」

 

 
 

2、つながれた子ゾウは、大きくなっても・・・

 
 
つながれた子ゾウの例え
 
 
 
前のページで「思い込みによって、人生が苦しくなる」と書きました。
 
 
 
この現象をうまく言いあらわした話があります。

それは、ゾウさんです。

耳が大きくて鼻が長いゾウさん。


 

ゾウを飼っている人が、まだゾウが小さいときに、
 
杭にロープでその子ゾウつなぎました。
 
 
 
まだ子ゾウなので、ゾウは杭を引き抜くことができませんでした。

そこで子ゾウは「自分はこの杭を引き抜けない」と思い込んでしまったのです。
 
 
 
その後、ゾウは成長して大きく大きくなりました。
 
杭なんてすぐに引っこ抜けるくらいに成長したのです。



 
しかし、です。
 
 
 

その大人になったゾウは、「自分はこの杭を引き抜けない」と思い込んでいるため、

つながれたまま、おとなしくしているそうです。


 
 
 
 
どうでしょうか。
 
この、不自由なままでいるゾウ。
 
まるで、料理が苦手だと思い込んでる人のようじゃないですか。
 


 
 
さて。
 
このゾウの話はこれでおしまいなんですが、わたしはさらに考えてみました。
 
じゃあ、このゾウさんはどうすれば杭を引き抜いて、自由になれるのだろうか?
 
 
 
 
わたしが考えた答えをいくつか書きますね。
 
 
 
1、他のゾウが杭を引き抜くのを見て、「自分にも杭が引き抜ける」ことを知る。
 
 =あいつができるんだったら自分もできるんじゃないか、ということですね。

 

2、友だちのゾウから
 
 「お前、そんな小さな杭、もう引き抜けるんじゃないか? ためしに引っぱってみろよ」
 
 と声をかけてもらう。

 =友だちは時々、こういうことを気づかせてくれます。
 


3、鏡を見てみる。そして
 
 「カンタンに引き抜けるはずの小さな杭に、おとなしくつながれている自分」に気づく。

 =自分の実力を正確に知る、ということです。自分を過小評価しないということ。
 
 
 
 
こんなところです。

 
 

 
では、ゾウさんじゃなくて、わたしたち人間だったらどうでしょうか?
 
 
わたしたちの思い込みは、どうやったら外せるのでしょうか?
 
 
  

 

 


 

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1、思い込みを外すと、人生が広がる


 
こんにちは、光雲です。

今日のテーマは、
 
 
「思い込みを外して、幸せを増やす」
 
 
ということです。

 
 
読んで字のとおり、思い込みを外すと、幸せが増えるのです。



それはどういうこと? と思う人も、おられるでしょう。



 
 
 
たとえば、「私は料理が苦手だ」という思い込みを持っていたとします。

 

すると、
 
 
 
 ・料理が苦手だと思い込んでいる
 
  →ますます料理をしなくなる

  →ますます料理の腕がにぶる

  →さらに料理が苦手になる・・・

 
 
そういう、悪循環をくり返すことになります。



そして最終的に、「私は料理が苦手だ」という思い込みを、実現してしまうのです。




これは苦しいと思います。

 
 
なぜなら、料理をする場面に出会うたびに、つらい思いをするから。
 
でもほんとうは、そんな思い込みを外して料理を楽しめたら、
 
すぐに上手になったりするものです。


 


料理だけじゃなくて、いろんな思い込みがあります。
 
 
例をあげると、


 「人と話すのが苦手だ」
 
 「異性に人気がない」
 
 「運動おんちだ」


 
などなど。他には、
 

「怒ってはいけない」

「泣くのをガマンしないといけない」
 
「安定した人生を求めないといけない」

 
 
などもあります。さらには、
 
 
 
「親より幸せになってはいけない」
 
「人生を楽しんではいけない」
 
「他人のお世話をしないといけない」
 


なんてものも。
 
 
ほかにも、色んな思い込みがあるでしょう。
 
 
そんな思い込みってあるの?とか、自分に当てはまるなあ、という人も、いると思います。
 
 
 
 
けれども、これらの思い込みの多くが、
 
実は、人生のどこかでたまたま思い込んでしまっただけ。
 
よく考えてみると、ちゃんとした根拠は無かったりするんです。
 
 

 
こういう思い込みを外すことができると、
 
より自分らしい人生を歩めるようになります。
 
 
 
では次のページから、ゾウさんの例え話をつかって、
 
さらに詳しく見ていきます。
 
 
 


 

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2015年7月28日火曜日

3、自分自身に愛情表現しよう

 
 
自分自身に愛情表現しよう1 「好き」を大事にする
 
 
 
 
他人に愛情を表現するのと同じくらい大切なものが、
 
自分で自分に愛情を表現すること。
 
 
なぜなら、自分がゴキゲンであることが、
 
みんなの幸せにもつながっているからです。
 
 
 
 
その1つが、「好き」を大事にすることです。
 
 
 
思いつくままに挙げてみると、
 
 
 ・好きなこと、興味のあることをする
 
 ・好きなものを食べる
 
 ・好きな人と一緒にいる
 
 
 
などなど。さらに、
 
 

 ・好きな服を着る、好きなお花をかざる、好きな絵を飾る、
 
 ・好きな人とお気に入りのカフェに行く。
 
 ・好きな景色を見に出かける。
  
 
 
これを読んで、どんな気持ちになりましたか?
 
 
 
もしかしたら、自分の好きなものに時間やお金を使うなんて、
 
ちょっと、もったいない気がしたかもしれませんね。 
 
コーヒーや紅茶だって、わざわざカフェに行かなくても、お家で飲めるしね。
 
 
 
でも、こういう小さなぜいたくでホッとすることで、
 
新しいアイデアがわいたり、やる気がメキメキ出てきたりしますよ。
 
 
 
 
もう、とにかく、自分の感覚が満足するようにしてみる。
 
これは、とても幸せにしてくれます。
 
 
 
 
そして、そういう幸せな気分を味わえば味わうほど、
 
「自分は幸せになってよいのだ」
 
という感覚が、身体にしみこんでいきます。
 
 
 
そうやって自己評価が上がっていくことで、
 
さらに幸せな毎日がおとずれるようになるのです。
 
 
 
 
 
 
  
 

自分自身に愛情表現しよう2 「身体を心地よくする」
 
 
 
 
自分が気持ちよくなるように、ゆっくりお風呂に入ったり、浜辺でぼーっとしたり。
 
体の感覚に敏感になることは、とても大事です。
 
 
 
 
幸せは、頭で理解することではありません。
 
体が、細胞レベルで感じていくものなのです。
 
 
 
体をじっくり観察するのに、体操するのもとてもいいものです。
 
 
 
わたしはずっと、「自力整体」という体操を学んできました。
 
それ以外にも、ゆる体操や呼吸法など、
 
体が喜ぶことにチャレンジするのが大好きです。
 
 


「ゆる呼吸法」革命
 
http://www.amazon.co.jp/dp/4391131862/


 
 

 ゆる体操”超基本9メソッド
 
http://www.amazon.co.jp/dp/4774506877/


 
とくにゆる体操はおもしろくて、
 
高岡英夫先生という、とってもユニークな方が本を書いておられます。
 
カンタンな体操ですが、身体がリラックスできて楽になりました
 
 
 
 
たまには、マッサージ店にいって、体中をもんでもらったり、
 
よい香りのアロマをつかって、リラックスしたり。
 
温泉にじっくりつかるのも、気持ちいいですよね。
 
 
 
心地よい時間を、自分にプレゼントしてあげましょう。
 
 
 
体がごきげんだと、心にも余裕が出てきます。
  
 
 
 
 
 
 
 

ちょっと、まとめ
 
 
 

自分の好きなこと・興味あることをする。
 
身体が心地よくなることをする。
 
 
これらはとても大事なことです。
 
 
 
興味のあることをとことんやって、 
  
身体が喜ぶことをしてみてください。
 
 
 
いつもより、まわりの人にやさしくしている自分に気づくことでしょう。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
心の幸せをふやす大切さ

 
 
 
ここまで読んでみて、いかがでしたか?


ふりかえってみると、
 
 
 
・愛情のコップを満たす方法 → 気持ちを受け止めてもらい、スキンシップしてもらう。
 
 
 
・自分が愛情で満たされると、他の人に愛情表現したくなる。
 
 (いろんな国でよろこばれるのは、「あいさつ」「良いところを認める」「笑顔」 )
 
 
 
・自分自身に愛情表現することで、ゴキゲンになれる。
 
 「好き」を大事にして、身体を心地よくするのが効果的。
 
 
 
 
 
どうぞ、これらをヒントに、心の幸せをふやしていってください。
 
 
 
 
「心」というものは、つかみどころが無いものに感じるかもしれません。
 
 
 
けれども、一度愛情で満たされてしまえば、
 
自分を大切にする感覚が分かってきます。
 
 
 
そして、自分をしっかり大切にすることができれば、
 
他の誰かを大切にするということも、ちゃんと分かってきます。
 
 
 
 
 
 
大切な人と愛情を与え合って、
 
いっしょに愛情の輪っかを広げていきましょう。
 

 
 
 
 
 
 
 

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2、愛情が満たされたら・・・

 
 
2つの方法で、愛情を満たそう
 
 
 
 
これまで見てきたように、愛情を満たすには2つの方法があります。
 
 
 
1、気持ちを受けとめる
 
2、スキンシップ
 
 
 
 
これを絵にすると、こんなイメージになります。
 
 
 
 

 


 
 

 
「光雲な毎日」という本にも書きましたが、
 
私の父は、世界一の娘として私を育ててくれました。
 
母は、私のやりたいことを何でもやらせてくれました。
 
 
 
愛情のコップでいえば、愛情が溜まっていくどころか、
 
愛情でできた海にコップごと浸かっていたような感じです。
 
 
 
この愛情の海のような両親のおかげで、
 
私というコップは、これ以上なく満たされていました。
 

 
私はこの両親の愛情のおかげで、
 
「自分は最高によいのだ」という自己肯定感をもって、育つことができたのです。
 
 
 
 
 

では次に、愛情のコップがタプタプに満たされたらどうなるか、見ていきましょう。
 
 
 
 
 
 

 

  

みんながうれしい愛情表現1 「あいさつ」
 
 
 
自分が愛情でタプタプになると、愛情を表現したくなるものです。
 
 
 
わたし自身、愛情をたくさんもらったおかげで、
 
そのうちに、自分から愛情を表現するようになりました。
 
 
 
これからご紹介するのは、
 
アメリカ・ブラジル・台湾・エクアドル・イギリス・マレーシア・ベネズエラ・・・
 
色んな国のお友だちが、よろこんでくれた愛情表現です。
 
 
 
 
 
カンタンなものでは、あいさつ。
 
じつは、あいさつだけでも、愛情を表現できるのです。
 
 
 
「おはよう」「こんにちは」と、相手に声をかけるだけでも、
 
「あなたがそこにいるのを分かっているよ、受け入れているよ」
 
というメッセージを伝えられます。
 
 
 
 
知っている人と道ですれちがったときに、
 
声をかわさなかったら、ちょっとさびしい感じがしませんか?
 
 
これは、
 
「あなたがいるのを感じているよ、分かっているよ」
 
ということを伝えてもらえなかったから、というのが大きな理由です。
 
 
 
 
 
あいさつというシンプルなものですが、
 
とっても大事なものでもあるんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
みんながうれしい愛情表現2 「良い点を認めて、伝えてあげる」
 
 
 
相手の良い点を認めてあげると、自己肯定感がアップします。
 
見た目の良さ、頭のかしこさ、スポーツが上手、知識が豊富、感情表現が豊か・・・
 
そういう良い点を認める。
 
 
 
 
でも、それだけではありません。
 
その人が認められていないこと、価値が無いと思っていることがあれば、
 
その価値を教えてあげる。
 
 
 
たとえば、広いおでこ・りりしい顔つきの、とてもかしこそうに見える人がいました。
 
なので「かしこそうに見えますよ」と何度か伝えると、
 
  「実は、私はおでこが広いから、自分の顔がきらいだったんです。
 
  でも、かしこそうに見えると言われて、自分の顔が好きになってきました。」
 
といわれました。
 
 
 
 
また、
 
「無駄な時間を過ごすこと」を自分に許していない人がいました。
 
 
マンガを読んだり、ぼーっとしたりすることは、
 
ダラダラした無駄な時間だとおもっていたそうです。
 
 
 
そんな時間を過ごすよりも、なるべく仕事に時間を使うべきだと思い込み、
 
逆に疲れて仕事がはかどらない状態です。
 
 
 
でも、自分が好きなことをしてリラックスするのは、とても大切な時間です。
 
何か、やり遂げたいことがあるならば、むしろぼーっとしたり、
 
気持ちいいことを毎日するべきです。
 
 
 
そこで、
 
  『ぼーっとしたり好きなことをする時間を過ごすことで、
 
  リフレッシュできて、次の仕事に全力で取り組めるようにもなるよ』
 
 
そう伝えると、さっそく小説を買ってきて、ゆっくりしながら読んだそうです。
 
 
 
 
それによって、気力がよみがえってきて、今ではゆっくりする時間を大切にしながら
 
仕事に積極的に取り組めるようになったといいます。
 
 
 
 
このように、その人が価値を認めていないことにも、
 
じつは良い点があるのだ、ということを教えてあげる。
 
 
 
それだけで、人生の幸せ度が上がることがよくあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
みんながうれしい愛情表現3 「笑顔をほどこす」
 
 
 
笑顔を向けてもらうと、こっちもとても幸せな気持ちになれます。
 
たとえば、通りすがりの人に笑顔で「おしゃれですね」といわれたら、
 
その日は一日中、ハッピーな気分になれます。
 
 
 
わたしがアメリカのバークレーにいた時、
 
よく通りすがりの人から声をかけてもらいました。
 
 
「そのワンピース、すてきだね」
 
「きれいな花をもってるわね」
 
 
そんな一言が、一日を色あざやかにしてくれます。
 
 
 
 
 
さあ、次は、自分を大事にするやり方を見ていきます
 
 
 
 
 

 
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1、そもそも幸せは、どうやって生まれる?「愛情のコップ」

 
 
Q.幸せは、どうやって生まれる?
 
 
 
「ああ、幸せだなあ」とたくさん感じられる人生って、とてもいいものです。
 
だれもが、もっと充実した人生を生きたい、
 
より幸せになりたいと願っていると思います。
 
 
 
私の毎日は、楽しいこと・悲しいこと、いろいろおこってきますが、
 
とても充実しています。
 
ありがたいことに、基本的に、いつもワクワクしています。
 
 
 
みなさんは、いかがでしょうか?
 
どんなときに幸せを感じますか?
 
 
 
 
まずは、この「幸せな感じ」がどうやって生まれているのか、
 
考えてみたいと思います。
 
 
 
 
 

幸せな感覚が生まれる理由
 
 

幸せであるかどうかは、『愛情で満たされているかどうか』がポイントのようです。
 
 
 

幸せな毎日を送っている人の共通点として、
 
「愛情をたくさんもらっている」
 
というものがあります。

 
 
両親・家族・恋人・パートナー・友だち・地域の人々・・・・
 
そんな人間関係から、愛情をたくさんもらっている。
 
そう感じている人は、自分が尊い存在であると分かってきます。
 
 
 
 
言いかえると、愛情をもらって、愛情でタプタプに満たされることで、
 
「自分は、愛される価値がある存在なんだなあ」
 
と、理屈ではなく、体で感じられるわけです。
 
 
 
 
その結果、自分自身を大切にできるようになります。

 
 
 
こうやって「自分は自分らしく生きていいんだ」という自己肯定感をもてれば、
 
のびのびと暮らすことができます。

 
 
 
人生で起きる大変な出来事も、そのときに生まれてくるネガティブな感情も、
 
どちらも受け入れて、生きていくことができます。

 
 
 
 
そして、愛情をたくさん感じられる人は、
 
その分、自分自身にも他の人にも、愛情を与えやすくなります。
 
 
愛情を与え合える人間関係ができれば、それはとても幸せなコミュニティとなります。


 
 
 
 
しかも、愛情とは不思議なもので、
 
与えれば与えるほど、後になって返ってくるのです。
 
 
 
 
 


 
 

愛情のコップを、タプタプに満たそう

 
 
このことを、コップの話で例えてみます。
 
 
 
人間をコップだとすると、愛情を注げば注ぐほど、コップがいっぱいになります。
 
そして、そのまま注ぎ続けると、今度はコップから愛情があふれ出します。
 
 
 

 
 
あふれた分の愛情は、他の人に与えることができます。
 
しかも、その与えた愛情は、コップからあふれ出た分なので、 
 
そのコップの中の愛情が減ることはありません。
 
 
 
 
たくさん愛情を受けたコップから、あふれ出た愛情を他のコップに注ぐ。
 
そんな関係がたくさんできたら、
 
そのコップたちはとても幸せなコミュニティを築くことができます。

 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
愛情のコップを満たす方法1 「気持ちを受けとめてもらう」

 
 
では、愛情のコップを満たすには、どうすればよいのでしょうか?
 
みなさんは、どんな時に「ああ、愛されてるなあ。うれしいなあ。」と感じますか?
 
そのことを考えながら、読み進めてみてください。

 
 
じつは、とても効果的なやり方が2つあります。
 
カンタンで、本当に愛情を感じてもらえるので、ぜひみんなに知ってもらいたいことです。

 
 
 
 
1つは、
 
「気持ちを受けとめる・聞いてあげる」
 
というもの。
 

 
 
 
例えば、あなたに辛い出来事があって、とても悲しい気持ちになっていたとします。
 
 
 
そのときに、信頼できる人に話を聞いてもらって、
 
「そうか。とっても悲しいんだね」
 
と、気持ちを受けとめてもらったとします。
 
 
 
すると、気持ちをやさしく受けとめてもらうことで、
 
あなた自身の存在を受け入れてもらった感覚が生まれます。
 
なぜなら「自分の気持ち」は、自分の存在そのものだからです。
 
 
 
 
たとえて言えば、一人で寒い荒野を歩いてきた後に、
 
お家に入れてもらって、やさしく毛布をかけてもらうようなもの。
 
一人ぼっちでこごえていた気持ちが、ていねいにあたためられるのです。
 
 
 
 
この「気持ちを受けとめる方法」は、とても大事なことなので、
 
別に4コマまんが『なやみ子さん』で分かりやすく説明しています。
 
ぜひ、そちらもごらんください。
 
 

 
 
4コマまんが『なやみ子さん』 
http://koun18jp.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html


 
 
 
 
 

 
 
 
愛情のコップを満たす方法2 「スキンシップ」


 
もう1つの方法は、「スキンシップ」です。

 
 
海外では、よく抱きしめたり、握手したりします。
 
わたしがアメリカに行ったときも、スキンシップのすばらしさをつよく感じました。
 
 
 
 
朝、学校に行くと、お友だちに会います。
 
すると、まず愛情を込めて、抱きしめ合います。
 
それだけで、エネルギーをもらうのです。
 
 
 
 
日本だと、抱きしめ合うのは、親とまだ小さい子ども、恋人、夫婦にかぎられるのでは?
 
(たとえ夫婦でも、中高年になるとハグしない人が多い)

 
 
アメリカやブラジルでは、色んな人とハグできます。
 
そして幸せにつつまれます。
 
それはとてもあたたかい気持ちになるものでした。
 
 
 
 
そして、わたし自身も、体のふれあいで、安心を得てきたように思います。
 
 
 
小さい時、わたしは耳たぶをさわるのが好きでした。
 
とくに、母のやわらかい耳たぶが好きで、
 
寝る前はかならず、母の耳たぶを持って、
 
「みーみーよ、みーみーよ」といいながら眠っていました。
 
 
 
 
また、背中をかいてもらうのが好きで、よく背中をかいてもらっていました。
 
たまには、仕事で忙しい父もかいてくれました。
 
父の手はとても大きく、片手を広げただけで、背中全体がかけるほどでした。
 
お父さんの手は大きいなあ、と思いながら、眠りにつくのでした。
 
 
 
 
赤ちゃん時代にたくさん触れてもらい、スキンシップをとれた子は、
 

心が落ち着き、自己評価も高くなります。
 
 

 
実際にわたしの家でも、夜、寝る前に、子どもの背中をなでてあげます。
 
すると、学校で気になっていることなどを、リラックスしてしゃべるのです。
 
これをつづけていると、子どもの心は、さらに安定してきます。 
 
 
 
さらに、すばらしいことには、なんと大人になってからでも効果があるのです。
 
たとえ子ども時代にスキンシップが少なく、満たされなかったとしても、
 
大人になってから信頼できる人にスキンシップしてもらうことで、
 
心の安定を取り戻すことができるのです。
 
 
 
 
わたしの知人で、子ども時代にスキンシップしてもらえなかったある人は、
 
心に空虚感をかかえていました。
 
 
けれども、このスキンシップの重要さを聞いてから、
 
パートナーからたくさん背中をなでてもらうようになったそうです。
 
 
 
すると、数日もしないうちに、それまで感じたことのない安心感や、
 
「自分自身を大切にしよう」という思いが生まれてきたといいます。
 
 
 
以前はどこか寂しげな感じがありましたが、それを1年以上続けてもらった彼は、
 
今では頼りがいのある、自信に満ちた顔つきの青年に変わりました。
 
なでてもらっただけで、彼の人生は大きく変わったわけです。


 
 
スキンシップは、1番目の「気持ちを受けとめる」よりもカンタンです。
 
やさしく背中をなでてあげるだけでいいのですから。
 
なのに、その人の人生を変えてしまう力を持っています。
 
 
 
  



 
(興味のある方は、参考として『子供の「脳」は肌にある』をぜひ読んでみてください。
 
スキンシップの効用が理解できる、とてもすばらしい本です。)
 
『子供の「脳」は肌にある』
http://www.amazon.co.jp/dp/4334032451
 
 
 
 
 
 

もちろん、子ども時代にたくさんスキンシップをしてもらった人も、
 
今よりスキンシップをふやすことは、幸せな人生にとってプラスになります。
 
 
 
相手に受け入れられていることを、肌で直接感じられるため、
 
自己評価もさらにグッと上がります。

 
 
 
 
このすばらしいスキンシップが効果を発揮するには、信頼感が大事です。
 
ハグのときは、自分も相手も、ハグされてOKかどうかを感じてから、抱きしめます。
 
OKを出しているからこそ、お互いの愛情が相手に届いて、強力な癒しの力が生まれるのです。
  
 
 
たとえば、悲しそうな友人をハグしてあげると、
 
ドッと泣き出した、ということは、よくあります。
 
たくさん涙を流したら、悲しみが癒えて、とても喜んでもらえます。

 
 
 
 
 
     *      *      *      *     
 
 
 
 
 
  
余談ですが、以前、子育ての理論書ばかり勉強して、
 
子どもをほとんど抱っこしない母親の話をよんだことがあります。
 
 
彼女は、子どもをすこやかに育てるために勉強しているのですが、
 
子どもは情緒不安定で、感情が死んだような状態になっていたそうです。
 
 
 
 
この例とは反対に、育児書なんて1冊も読んだことがないけれど、
 
たっぷり子どもとスキンシップをとり、すこやかな子どもが育っていく家庭もたくさん見てきました。
 
 
 
 
 
 
日本でも海外でも同じで、愛情が満たされている子どもは、
 
心が安定していますし、感情表現も豊かなことが多いです。
 
 
 
アメリカなどのハグやキスが一般的である国の良さは、
 
そのスキンシップによって、愛情のコップが満たされるチャンスが
 
毎日ある、というところです。
 
 
 
 
 
また日本でも、 江戸時代についての本を読むと、
 
子育てに濃密がスキンシップがあったことが描かれています。
 
 
たとえば赤ちゃんは、母親や年上の子どもの背中に
 
毎日、長時間おんぶをされて育ちました。
 
これは、子どもの発育にとても良い影響を与えたとかんがえられます。
 
 
想像してみてください。
 
 
お母さんや、お兄ちゃんお姉ちゃんの背中で、
 
つまり、信頼できる人の体温を毎日何時間も感じながら、育つわけです。
 
 
 
心の根っこに、ゆるぎない安心感をもった子どもが育つと思いませんか。


 
 
 
 
 

幸せは、じつは目のまえにある
 
 
 
わたしは、この
 
1、「気持ちを受けとめる」2、「スキンシップ」は、
 
幸せな人をたくさん増やすことができるんじゃないか、と思っています。
 
 
 
しかも、人を幸せにする力があるのに、お金もかかりません。
 
ただ気持ちを受けとめてもらい、なでてもらうだけ。
 
 
 
 
まるで『幸せの青い鳥』のお話のようです。
 
 
つくづく、幸せは身近なところにあるのだなあ、と感じます。





 
 
 

 
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2015年7月27日月曜日

3、激減した腰痛

 
 
猫背も改善
 
 
先生は、黒くて薄いインソールを箱型の機械に入れました。
 
しばらくして取り出し、その温まったインソールを私の足に当て、
 
そのままクッションに押し付けて型を取ります。
 
 
薄いインソールの中には、弾力のある板が仕込んであるようでした。

 
 
その後は、待合のソファでしばらく待っている間、
 
先生は何かを削っているようでした。
 
そして、完成しましたと言われました。
 
 
 

合計で1時間ちょっとしか、かかっていない。
 
 
 


  
 (できあがったインソール。底に黒いゴムが追加されている。)
 

 
インソールを見ると、薄かったインソールの底に黒いゴムが追加されていました。
 
特にかかと部分がぶ厚くて、8mmくらいはあるようです。
 
そこからつま先に向かって、ゴムは薄くなっていきます。
 
 
 
 
 
   (インソールの底。黒いゴムを削った跡がある。)

 
このゴム部分には絶妙に削った後があり、ここが経験を必要とするところだと思いました。
 
こうすることで個人個人の足の角度に合わせたインソールに仕上げているのでしょう。
 
 
 
靴にインソールを入れてはいてみると、
 
力を入れなくてもまっすぐに立てました。
 
(このことは普通の人には当たり前なんでしょうが・・・)
 
 
 
腰への負担が無くなっているのが分かります。
 
日常生活でも腰痛が無くなりますように、と思いました。
 
 
 
 
 
代金は35640円でした。
 
普通に考えると、高いようにも感じる。
 
でも、もしこれで腰痛が治って楽に仕事ができるなら、
 
一生腰痛を引きずって苦しむことに比べたら、安いくらいだとも思いました。
 
35640円で腰痛が無くなる薬を買ったようなものだ、と考えました。
 
 
 
 
将来、インソールが保険適用できるようになれば、
 
もっと普及して、安く手に入れることが出来るようになるでしょう。
 
そうなることを願います。
 
 
 
 
 
他に、先生は、 
 
「正しいバランスに戻ると、今まで使ったことのない筋肉を使うことになります。
 
 なのでしばらく筋肉痛のような痛みが出るかもしれませんが、それは正常な反応です」
 
 
とも言われました。
 
 
 
私も、それはそうだろうな、今まで変なバランスで歩いてたんだから、と思いました。
 
同時に、今まで使っていた無駄な筋肉を使わなくなるはずだ、とも考えました。
 
うまくいけば、足がつることも少なくなるはずだ。
 
 
 
 
 
そのままインソールを入れた靴をはいて、
 
私は関西に帰りました。
 
以前よりも、楽に背筋が伸びます。

 
 
私は猫背で「背筋を伸ばせ」とよく言われたものですが、
 
あれは姿勢が悪かったわけじゃなかったのが分かりました。
 
そうではなくて、猫背にならないとバランスが取れないくらい、
 
足の形が崩れているのです。
 
 
 
 
関西に着いた頃には背筋が疲れてきましたが、
 
これは猫背でいつもは背筋を使ってなかったからだろうと思いました。
 
 
お尻の筋肉もいつもより使われて、よく盛り上がります。

何より腰が楽だし、階段の上り下りも、モモの筋肉をしっかり使えていて楽。
 
 

 
 
 
    *     *     *     *     *     *
 
 
 
 
 
後日談です。
 
 

インソールの効果が続くかどうか心配でしたが、
 
今でもインソールのおかげで腰痛は激減しています。
  
 
 
もちろん腰痛がゼロになったわけではなく、
 
以前の痛みを100とすれば、今は5くらいです。
 
まあこれは毎日仕事をしているので、足のせいかどうか分からないし、微々たるものです。
 
 
 
 
 
足がつっていた症状も、インソールで無くなりました。
 
インソールをするようになって、一回も足はつっていません。
 
これは本当に大きく分かりやすい変化でした。
 
 
 
 
あとは、猫背もマシになりましたし、
 
私はお尻の筋肉が全然無くて、木のベンチに座ると痛かったのですが、
 
今ではお尻にも肉がついて、固いイスに座っても平気です。
 
(以前は、お尻のお肉が無くてクッションがきかなかったので、
 
 長年はいたズボンは、お尻部分が破れてはけなくなるのが常でした)
  

 
 

 
体が楽になっていく感覚というのは、慣れてしまうものです。
 
今になっては、腰痛ってどんな感覚だったっけ?と思うくらいです。
 
けれどもインソール無しで5分も歩くと、徐々に体のバランスが崩れてきて、
 
ああこれこれ、と思い出します。 

 

 
 
 
ちなみにインソールの金額には、微調整の代金も含まれていました。
 
しかも遠方からだと郵便局のレターパックを使って、郵送で調整してくれるのです。
 
一度、インソールの厚さを調整してもらいました。
 
これで、さらにしっくり来るインソールとなりました。
 
 
 
 
こんなモノがあるのなら、早く知りたかった。
 
中学生時代に知っていたら、スポーツでももっと良い成績が残せたのに、などと考えました。

 
 
 
 

 
 
 
 
腰痛が激減して考えたこと
 
 
 
 
モートン足の形は生まれつきなので、当然一生治らない。
 
今はこのインソールがあるが、昔の偏平足やモートン足の人はしんどかっただろうな。
 
そう思いました。
 
 
 
 
さらに未来には、もしかしたらインソールを超える新技術が開発されるかもしれない。
 
足のバランスを自動的に直してくれる靴などが発売されるとか。
 
もしかしたら世界のどこかに、インソールを使わなくても腰痛が改善される方法がある可能性もあります。
 
 

 
 
 
でも、とりあえず私にはこれで十分です。
 
足のバランスが正されて、腰痛が無くなればいいのですから。
 
 
 

 
余談ですが今はインソールが1足しかないので、
 
家ではスリッパに入れて、出かける時は靴に入れます。
 
慣れるまではめんどくさいですが、もう苦にならなくなりました。
 
 
 
今ではもう、インソール無しで歩く気にはなれません。
 
腰が痛くなるのが分かっているからです。
 
 
微調整のために郵送でインソールを送っていた数日間は、
 
手元にインソールが無くて、再び少し腰が痛くなりました。
 
 
 
 
 
 
 

最後に、まだ腰痛で苦しんでいる方へ 
 
 
 
今回、私はインソールによって腰痛を解決できました。
 
 

 

私がやったことを要約すると、
 
・私と同じ症状(モートン足)で、腰痛が治った人を見つける
 
・その人のやったことを真似する
 
というだけのことです。
 
 

インソールによって、モートン足が原因の腰痛が治った人がいたので、
 
同じようにインソールを作ったわけです。
 
 
 
手段は何でも良いのですが、
 
腰痛の苦しみは耐えがたいものがあります。
 
 
 
 
 
この文章が、腰痛持ちの人々にとって、腰痛解決のヒントになれば幸いです。
 
 
長文を読んでくださり、ありがとうございました。
 
 
 
 
追記
 
 
インソールを使用して4ヶ月ほどたち、
 
足裏中央部のタコが、とても柔らかくなりました。
 
 
以前はカッターで削らないといけないくらい、固かったのに・・・。
  
 
 
 
 

 
*     *     *     (↑体験談 ここまで↑)     *     *     * 
 
 
 
 

光雲より
 
 
 

この体験談を寄稿してくださった方、ありがとうございました。
 
 
 
腰痛には縁がないわたしですが、
 
腰痛の人はほんとうに苦しそうです。
 
 
 
よく、腰に手をやって、顔をしかめている人を見ます。
 
 

 
腰痛のある人というのは、どれくらいおられるのでしょうか?
 
これだけ腰痛改善グッズが売られているのだから、
 
たくさんの人が腰痛で苦しんでいるのだと思います。 

 
 
逆にいえば、それだけたくさんの人の腰痛が改善されれば、
 
その家族の人たちも明るくなるでしょう。
 
 
 
 
この体験談の内容ですが、
 
「バランスを取り戻すため、インソールで足の角度を正す」というのは、
 
納得できるものでした。
 
 
 
 

 
 
 
石を積んでみると分かりますが、
 
ある一点、うまくバランスがとれる点があります。
 
(人間でいえば、力を使わずに立っている状態です。)
 

 
しかしこれも、一番下の石をわずかにかたむけるだけで、
 
積まれた石はガラガラとくずれてしまいます。
 
(人間でいえば、足のバランスが崩れている状態。) 
 
 
 
人間の場合は、筋肉も使えるので、
 
足元のバランスが崩れていても、筋肉を使って立てるわけですが、
 
その場合、体のどこかに痛みや疲れ、こわばりが出てくるでしょう。
 
 
 
 
 

腰痛にはきっと、さまざまな原因があるでしょうから、  
  
インソールだけで、全ての腰痛が治せるわけではないと思います。
 
  
 
けれども、
 
「こういう腰痛の治し方もあるんだ」
  
と知っておくことは、とても有意義なことだと思います。


 
 
たとえば、親の腰痛がなくなれば、大きな苦しみが消えるので、
 
その子どもたちも明るくなります。
 

 
  
みなさま、もし気に入ってくださったら、
 
この体験談をシェアしてくださいませ。
 
 
 
世の中の苦しみを、いっしょに減らしていきましょう。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
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2、とりあえず、試してみよう。

 
 
 
 
インソールで改善できそうだ
 
 
 
 
帰ってすぐにインターネットで「モートン足 腰痛」で検索してみました。
 
すると、出てくる出てくる。
 
あのマッサージ師が言っていたことは、確かでした。
 
 
 
調べたことをまとめますと、
 
 
・モートン足はバランスが崩れた足の形であり、生まれつきである(=治せない)。
 
 
・足のバランスが崩れているので、その上の膝→腰→首にも影響が出やすい
 
 
・自分用のインソールを作ったことで、バランスを正せて腰痛を治した人がいる
 
 
 
というところでした。
 
 
足元からバランスが狂っているので、
 
いくら週に1回、筋肉をマッサージしたり、腰や背中を整体師に正してもらっても、
 
残りの日常生活ではバランスのおかしい足で歩くので、すぐに痛みが出てくる。
 
 
 
つまり理論的に考えて、足のバランスを正さないといけない。
 
自分用のインソールを作るのは、そのバランスを正せる手段となりそうでした。
 
 
 
 
実は私、モートン足という名前を知る以前に、自分でインソールを工夫していました。
 
 
 

 

 
 
 
  
その時分かったことですが、インソールの一部を厚くすると(拇指球の下など)、
 
少し姿勢が安定して、腰の痛みがマシになることを発見していたのです。 (ちょっとですが)
 
 
なので、バランスを良くすればいいはずだとは思っていたのですが、
 
どのようにすれば普通の人と同じくらい安定するかは、分かりませんでした。
 
 
 
 
それでこの時、モートン足とインソールを徹底的に調べて、
 
腰痛を退治してやろうと思ったのです。
 
 
 
 
インソールを調べていくと、色んな会社や、
 
整形外科医や整体師などが「腰痛対策インソール」を出していました。
 
 
 
Amazon.co.jpで探せば、市販のものもあります。
 
アマゾン以外では、特注のオーダーインソールを作っている会社もあります。
 
 
 
 
しかし、あまりに多くて、一体どれがいいのか?分かりません。
 
 
 
  
それでこの時、インソール会社を選ぶ基準として考えたのは、次の2点です。
 
 
 
 
1、もしもそのインソール製作者が、実際に注文者の腰痛などの症状を解決していれば、
 
 ネット上のブログなどに、「ここで腰痛が治った」という感動のレビューや感想が書いてあるはず。
 
 なぜなら、腰痛の苦しみは本当につらくて、
 
 もしこれが治ったら、私だったら嬉しくて絶対ネットに書くだろうから。
 
 だから、レビューが無かったり、サクラが書いたような感想しかない所は外そう。
 
 
 
 
2、同じモートン足でも、人それぞれ形状が違うし、
 
  足がどれくらいの角度で狂っているか、他人とは違うはず。
 
  1mmズレがあるだけでもバランスは狂う。
 
  市販のインソールで治る人は、たまたまその人の足の角度に合っていた場合だけだろう。
 
  ならば、その人の足の形状を正確に測ってからインソールを作り上げる必要がある。
 
  必然的にオーダーして作ってもらうことになるだろう。
 
 
 
 
この2点でした。
 
 
 
こんな予測をしたのは、高価な特注インソールを作って、もし効果が無かったら、
 
お金をドブに捨てたのと同じだからです。
 
(実際に高額インソールを病院などで作ってもらって、
 
 全く改善しなかったという書き込みはいくつも目にしました)
 
 
 
 
 

絶対失敗しないように、目を皿にしてインターネット中の情報を洗い出しました。
 

 
 
 
 
フィンランド製インソールとの出会い
 
 
 
その中で私の基準を満たしたのは、フィンランド製インソールでした。
 
なんと元々は、軍用に開発されたものだそうです。
 
 
 
軍隊では厳しい訓練・実戦が行なわれます。
 
身体を酷使するのですが、モートン足や偏平足の人間は、すぐに体を壊していたのだそうです。
 
そのため、偏平足だと軍隊に入れない時代もあったとか。
 
 
 
そこで、足のバランスを正常に戻すよう開発されたのが
 
フィンランド製インソールということでした。
 
 
 
このインソールを作る技術は、近年日本に導入されており、
 
日本でも数箇所、作ってもらえる場所がありました。
 
 
 
私はその中でも、信頼できる人に作ってもらいたい、と考えました。
 
自分でインソールを工夫していたから分かるのですが、
 
足のバランスは、1mmインソールの厚さを変えただけでもすぐに狂います。
 
 
 
 
インソールのどこを厚くして、どこを薄くするのか。
 
やはり製作者の経験や勘は不可欠だろう。 
 
 

フィンランド製インソールを作っている人で、
 
最も評判の良いのは、東京で作っている人でした。
 
 
 
 

 
 
東京アスケル
http://askel.jp/
 
 
 
ホームページもこまめに更新されてあり、
 
足に関する膨大な情報を掲載してあります。
 
書いてある理論も、納得できる。
 
 
 
料金も分かりやすく明記されているし、海外からもお客さんが来ている。
 
 
 
いくつかの雑誌にも取材されていました。
 
 
 
ネット上に、ここのインソールで腰痛や膝痛などが改善したというブログがいくつもあり、
 
サクラではなく、正直な文章であるように感じました。
 

 
 



そうだ、東京にいってみよう 



 
私は関西在住ですが、東京に行ってみようと思いました。
 
 
 
新幹線代もかかるし、インソール自体けっこう高価ですが、
 
腰痛が治るのであれば今後の人生が激変するだろう。安いものだ。
 
そう思ったのです。 
 
 
 
すぐにその東京アスケルにメールして予約しました。
 
 
 
 
    *      *      *      *     
 
 
 
当日、新幹線で2時間半、もう東京に着きました。
 
 

 

 
久しぶりの東京ですが、相変わらず人が多くて驚きます。
 
地下鉄(メトロ)に乗り換え、西葛西駅で下車。
 
 
 
 

 
  

インソール製作の東京アスケルさんのドアを開けると、
 
壁も床もあたたかい感じの木で作ってある。
 
こういう木の色をそのまま使った個人病院は、まじめで良い先生が多かったので、
 
少し安心しました。
 
 
 
すぐに先生が呼んでくれて、診断スタート。
 
大きな鏡の前で足を肩幅に開き、体のバランスを見ます。
 
 
 
私の体は、ぐっと左肩が前に出ていました。
 
 
デジタルカメラで撮って見せてもらいましたが、
 
横から見て、左肩がはみ出して見えます。
 
これはそうとう体がズレてるな、と改めて思いました。
 
 
 
次に、両足でしゃがんで膝の曲がりを見ます。
 
この時
 
「膝が体の内側に曲がっていきますね」
 
と言われました。
 
 
何かここにポイントがあるようでした。
 
 
 
それから、一本足でしゃがみます。
 
前から分かっていましたがグラグラします。
 
先生が指一本で横から押しただけでよろけました(右足も左足も)。
 
 
 
その後、台に横になって「筋肉のこわばりを取ります」といってマッサージしてもらいました。
 
 
先生いわく、
 
「バランスが崩れた体を支えるため、不自然に凝ってしまった筋肉があります」
 
とのこと。
 
 
 
 
マッサージ自体はそこまで変わったものでもなく、
 
かかとを引っぱった後、ふくらはぎを中心にもむようなマッサージ。
 
 

筋肉が凝っているのは分かっていましたが、なかなか痛かったです。
 
少々うめきながら、もんで頂きました。
 
途中で「足先が温かくなってきましたか?」と聞かれ、足先に注意を向けると、確かに温かい。
 
 
 

両足をもんでもらった後、再び一本足でしゃがむと、
 
なぜか「ぐっ」と足をふんばることができました。
  
膝を横から叩かれてもグラつきません。
 
 
 
「これがちゃんと力が入って支えられている状態です。
 
 でもしばらくすると、また元に戻ってしまう」
 

そう先生は言いました。 
 
 
 
 
また、足の形も詳しくデジタルカメラで撮影。
 
 
私の場合、左足の重心が外側、右足の重心が内側にズレていました。
 
左足は外側に少しつぶれています。
 
そして、左足の方がタコが固く厚くなっている。
 
 
 
 
(自分の体なのに、知らなかったことばかりだ)と思いながら、
 
 
とうとう、お待ちかねのインソール作りへ。
 
 
 

 
 
  
 
 
 
 
 
カテゴリ ”体の幸せをふやそう”
 
→次ページ 「3、激減した腰痛」
 
 
 

 

 



1、長年の腰痛と、整体師がくれたヒント「モートン足」

 
 
若いときから腰痛で苦しむ人々
 
 
 
わたしの周りには、学生時代や20代から、すでに「腰が痛くて・・・」という人たちがいます。
 
 
 
その症状は色々ありますが、
 
腰痛になると、しんどいんだなあ、と思わされました。
 


「朝起きたときから腰が痛い」 
  
「立ち仕事をした後は、一生寝ていたいほど腰が痛い」
 
「腰も痛いし、ひざも痛い」
 
 
 
 
そんな話を聞いて、なんて大変な人生なんだろう、
 
何かよい解決方法はないのかな?
 
と考えていました。
 
 
 
けれども、わたし自身は、腰痛もちではありません。
 
 

 
なので、腰痛もちの人が、毎日腰痛に苦しんでいるのを聞いていて、
 
何か痛みが減るヒントでもあればなあ、と思っていたのです。
 
 
 
けれども、世の中にたくさんの腰痛治療グッズはありますが、
 
腰痛改善に大きな効果があって、理論的にも納得できるものは、
 
聞いたことがありませんでした。
 
 

 
たとえば、
 
「腰痛は、怒りの感情によって引き起こされる」
 
という話を聞いたことがあります。
 
 
 
 
でも、どう見てもポワーンとしていて温厚な人が、
 
腰痛に悩んでいることもあります。
 
(温厚で腰痛もない、という人もいます)
  
 
 
反対に、すごく怒りっぽい人なのに、
 
腰痛と無縁の人もいます。
 
(怒りっぽくて腰痛もちの人もいます)
 
 

 
なにが腰痛の原因なのでしょうか?
 
 
 
そのヒントになる体験談を、
 
若いときから腰痛もちだった男性に、寄稿していただきました。
 
 
 
 
 
 
どうぞみなさん、一度目を通してみてください。
 
あなたのご家族・ご友人も、実は腰痛で悩んでいるかもしれません。
 
それを解決してあげられる可能性があります。
 
 
 
腰痛がなくなるだけで、人生は一気に明るくなるようですよ。
 
 
 
 
 
*     *     *     (↓体験談 ここから↓)     *     *     * 
 
  
 
   
 
腰痛の無い人には想像しにくいと思いますが、
 
私は中学生の頃から腰痛がありました。
 
腰痛は大人だけがなるもの、というわけではないのです。
 
 
 
今はもう中年と言える年齢に差しかかっておりますが、
 
学生時代から腰痛持ちで、アルバイトで8時間立ち仕事をやると、
 
もうそれだけで腰が割れるように痛かったものです。
 
 
 
立っているだけで腰が痛くなるので、
 
自然と座っている時間が多くなりました。
 
 
 
なぜみんな腰が痛くならないのだろう?
 
私だけ根性が無いのだろうか?
 
 
 
そんなことを考えたりしましたが、
 
自分と他人は違うのだから、考えても仕方なく、
 
とにかくこの腰痛と一生付き合うのだろうなと思っていました。
 
 

腰痛には色々なタイプがあり、原因もそれぞれあるだろうと思います。
 
 
 
私の場合、腰が痛くなるだけでなく、なぜか足がつりやすいタイプ。
 
立ち仕事を一日中やったら、夜寝ている時に両足がつることもありました。
 
 
 
ひどい時には、夜中にいきなり両足のふくらはぎとモモが同時につってしまい、
 
悶絶して息もまともに出来ないほどでした。
 
あの時は痛かった。
 
 
 
 
こんな感じですから、当然仕事をしていても疲労がどんどん溜まる。
 
腰が痛いので、それをかばうように動くことになります。
 
結果、とにかく疲れやすい。
 
 
 
 
これではいかん、どうすればいいのか。
 
 
 
 
そんなある日、久保光雲さんにマッサージ店を教えてもらいました。
 
といっても高級店ではなく、最近増えてきているフランチャイズのマッサージ店だったのですが、
 
その店のマッサージ師が言った一言で、
 
腰痛激減への道が開けたのです。
 
 
 
そのヒントは「モートン足」という言葉でした。
 
 
 
 
 
 

 
モートン足って何ですか?
 
 
仕事が休みの日、光雲さんの勧めでマッサージ屋さんに行き、
 
90分ほど筋肉をほぐしてもらいました。
  
 
 
今のマッサージ店は発達しており、
 
リラックスしやすいように薄暗い灯りの下、
 
アロマの香りがするオイルでマッサージしてもらえます。
 
 
 
値段もそんなに高くないし、終了時間までしっかりもみほぐしてくれる。
 
なんだ、こんなに気持ちよかったらもっと早く来ればよかった。
 
そう思いながらマッサージ師(私より年上の真面目そうな男性)と話をしていました。
 
 
 
マッサージ師が私の足の裏を見た時、
 
「ああ、モートン足ですね」
 
と言いました。
 
 
 
「モートン足、ですか?」
 
「そうです。整体の勉強で習ったのですが、
 
 足の裏に固いタコがあるでしょう。
 
 これをモートン足と呼んでいます。」
 
 
 
 

  (この写真は私の足です。○部分がタコで、左のタコの方が大きく固いです)
 
 
 

  (タコのせいでこのように、靴下にどんどん穴が開いていきます)

 
 
 
「足のタコは昔からあります。なぜこれをモートン足と言うのですか?」
 
 
「モートン博士という人が発見したのですが、
 
 足の裏の中央にタコがある人は、腰痛になりやすいのですよ」
 
 
 
何?腰痛!まさに私だ!
 
足の裏にタコがあるのは小学生の頃に気づいていた。
 
私の親にも同じようなタコがあったので、
 
遺伝なのだろうと気にしていなかったのです。
 
 
 
けれども、このタコが腰痛と関係あるのか?
 

 
「なぜタコがあると腰痛になるのですか?」
 
 
「このタコは足の加重がうまくいっていないから出来るのです。
 
 正常な足であれば、歩く時の体重移動は
 
 『かかと→小指側→親指側(ここで地面をける)』
 
 となります。
 
 しかしモートン足の場合、親指が短いとか、足の中央の骨が出すぎている等の原因で、
 
 うまく体重移動ができないんですね。
 
 本当は、かかと→小指側→親指側となるはずが、
 
 かかと→足の中央(タコ部分)→小指か親指のどちらかにグラつく
 
 という感じになります。」
 
 
「とても不安定に聞こえますね」
 
 
「そうなんです。本来なら立っている時、
 
 かかと・小指側・親指側の3点で体重を支えます。
 
 これならばカメラの三脚と同じで、しっかり安定させられる。
 
 
 けれどモートン足の場合、かかと・足の中央(タコ部分)の2点で支えることになる
 
 そりゃあグラグラ不安定ですし、足や腰も余計な筋肉を使います・・・」
 
 
 

 
 
 
こんな会話をして、私はヒントをもらった気がしました。
 
 
 

もしかしたら、長年の腰痛の謎が解けるかもしれない。
 
そう思いました。
   
 
 
 

 
 

 
 
 
 
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