今回は、ブラジル・ロンドリーナ在住ののりこさんが、名所を案内してくださいました。
のりこさんとツーショットじゃ
のりこさんは、ブラジル・ロンドリーナのお寺の坊守さん。
日本で一度、お話ししたことがあり、
ひさびさの再会。
のりこさんは、わたしのホームページを、よく見ててくれて、
絵も好きだといってくれ、とても、うれしかったです
のりこさん、めちゃめちゃはりきって、
サンパウロの全てを案内するいきおいで、出発いたしました
メトロと呼ばれる地下鉄で移動します
表示の文字も、アルファベットとはちょっとちがいます
出口は「saída」
「i」の上に、ナナメ点がつきます
禁煙は「não fume」
「a」の上に、にょろっとした線がつきます
改札口。
チケットは、改札口の入り口で入れるのですが、
入れたら、それでおしまい。
なんと、日本とはちがって、
電車の中では、チケットは必要ないのです
その分、電車賃はどこまで乗っても同じ料金
日本円にして140円くらいで、終点の駅まで乗れます
改札を出るときは、
バーを押して出るだけ。
こちらは、自動販売機。
お菓子やチョコバーが売られています。
こちらは、本の自販機。
日本のマンガも売られています。
目的の「Sé」という駅についたので、地上に出ました。
予想をこえる、大都会でした
都会の中のおおきな公園で、フリーマーケットがおこなわれていました
地面いっぱいに落ちた、美しい花びら。
石の産地らしく、きれいな石がたくさん売られていました
ブラジルは、世界有数の宝石がよく採れるところで、
天然石がやすいのです
子どもが、うすく削った石でつくった、風鈴を気に入ったので、
買っちゃいました
大きくて迫力のある木が、いくつもたっていました
公園の建物も、アートが描かれています
さあ、次の場所に移動です
とちゅうで、のども渇いてきたので、
ジュースを飲みます。
ジューススタンドに入ると・・・
このように、フルーツがぎっしり、つりさげてあり、
注文すると、その場で出来たてジュースを出してくれます
ラランジャ(オレンジ)ジュースで、一人分8個くらい、オレンジを入れてくれます
これをそのままミキサーにかけて、
本物のフレッシュジュースをいただきます
桃、マンゴー、オレンジのジュースを注文
わたしは、一番は、フレッシュなオレンジジュースが好きです
マンゴーも、とろっとしていて、とってもおいしい
注文する単位は、コップ1杯ではありません
「ミキサー1杯分」なのです
これは、コップに入りきれなかったジュースを入れたピッチャー
とてもお得なかんじがしますし、実際に値段もやすいです
ジュースの中で、桃のジュースは特別に甘かったです
ブラジルの桃自体は、ジュースにすると甘みがすくないので、
砂糖を加えるのだそうです
この写真は、さらに砂糖を加えたい人用の、砂糖ボトル。
わたしたちは、使いませんでしたが、
こちらの食事は、「からいものはからく、甘いものは甘く」という味付けが基本。
ジュースに砂糖を追加する、というのが、いかにもブラジルらしいです
缶ジュースも売っていました
真ん中のグリーンの缶は、ポピュラーなガラナジュース
甘い炭酸ジュースなのですが、
暑い日に、カットしたオレンジを入れて飲むと、とてもおいしいです
さあ、ジュースも飲んで、元気いっぱい。
再び歩きます
高いビルがえんえんと続きます
こちらは、有名なロックミュージックのお店だそうです
この日は閉まっていましたが、
シャッターにも、ロックな絵がスプレーで描かれていました
そして、これは・・・
なんと、信号機のマークが、博物館みたいなマークになっています
なぜかというと・・・
サンパウロ市立劇場(Theatro Municipal de São Paulo)という、
有名な劇場が近くにあるのです
予想以上に発展しているサンパウロ市のビル群を見ながら、
次の場所に向かいます
なにか、教会のような建物が見えてきました
これは、サンベント教会といいます
建物の正面に、聖人の像があります
ここで有名なのは、12時の鐘です
正午になると、「ゴーン、ゴーン」と、屋上の天使像が鐘をたたくのです
たくさんの人が、その鐘を聞こうと、教会前の広場に立っていました
わたしたちも、その鐘を聞いてから、昼食のお店へ。
季節は冬なのですが、
日差しは強烈
ブラジルは音楽が盛んで、
ストリートミュージシャンもいます
街角に、銅像が。
よく見ると・・・
銅像のマネをする、大道芸人でした
そうやって歩いているうちに、次の目的地が。
これも博物館のように見えますが、
もともとは駅だった建物を改造して、
市場にした場所。
ムニシパウ市場(Mercado Municipal)です
中に入ってみると・・・
たくさんのお店がならぶ市場。
フルーツ・お肉・お魚・ワイン・チーズ・お野菜・・・
そして、お昼ご飯。
なかなか席がとれない「MORTADELA BRASIL」という、
有名なお店に入ります
大盛況です。
どんな料理が出てくるでしょうか。
わくわくしながら待っていると・・・
どどーん、と、こんなハムサンドが出てきました。
いくつか注文しましたが、どれもたっぷりしています
かぶりつきました。
うまい!
お肉にしっかりうまみがあり、
ブラジルらしい強い塩味も、とてもよく合っています。
生ビール(ショッピ)をいただいたのですが、
おもしろいのは、つねにウェイターが、
生ビールをたくさんのせたお盆を持ってまわっていて、
グラスが空になったら、すぐさま新しいビールをおいていくのです
えんえんと飲んでしまうじゃないか。
来てそうそう、こんなお店につれていってもらえるなんて、
しあわせじゃねえ。
こちらのソースをつけて食べても、おいしかったです。
これはこのお店オリジナルの、辛いソース。
ピリッとして、巨大なハムサンドもぐいぐい食べてしまいます。
昼食を終えて、また次の場所へ。
こんなカラフルなビルを見ながら
スカッと晴れた青空の下、
どんどん歩いていきます
ここは、写真でみるとなんてことないけど、
山登りか!というくらい、傾斜のきつい坂。
シャッターのペイントも、なんかおもしろい
歩いていくうちに、またビル群の近くに。
ここは、銀行街だそうです。
巨大なコインをあしらった銀行の扉。
荘厳な建物がつづく銀行街。
こんなものも、ありました。
これはキオスクのようなものらしいです。
今日は日曜日なので、お休みでした。
町にたくさんある、耳のような形のかわいい公衆電話。
生活に必要なものがまだそろってないので、
ダイソーにもいってきました
お茶碗やそうじ用具を買いました
さて、お次は・・・
Séにある大聖堂(Catedral Metropolitana)です
聖人の像がならぶ、立派な入り口。
中もすごかったです。
すばらしいステンドグラスの下に、おおきなモザイク画が。
聖母マリアといっしょに。
わたしは、モザイク画が、好きなのですよ。
イタリアに行ったときも、
ロマネスク調のモザイクを、たくさん見てまわりました
やはり、同じカトリック
雰囲気が似ています
現代でモザイクというと、タイルになった小さな陶器をはめていく、
ちょっと野暮ったい感じがありますが、
この頃のモザイクは、宝石のようなきれいな石を削って、
はめこんで、作っているのです
だから、色がうつくしい。
パーツの一つ一つが、いびつで、
絵がゆがむのも、味があって、とってもいい。
いくらでも眺めていたい気持ちでした
反対側の壁にも、おなじようなモザイク画。
天井を見上げると、八角形。
入り口をふりかえると、これまた、
うつくしいステンドグラスがみえました。
名所をたくさんまわったので、
リベルダージと呼ばれる東洋人街をとおって、
いったん、別院に戻ることにしました
今度は、ちかくのおいしいピザやさんを案内してもらいます。
ブラジルは、チーズがとてもおいしく、
チーズをつかった料理は、どれも格別なのです。
お店に入って、
どんなピザが出てくるかな、と、
どきどきしながら待っていたら
うおお、すごいおいしそう。でっかい。
しぶいおじいちゃんが、取り分けてくれました
やっぱり、チーズおいしい
生地もおいしくて、オリーブも自家製みたいにフレッシュです
おいしい素材ばかりでつくられているのが、よく分かります
スパークリングワインをたのんだら、
こんなワインクーラーに入れて、出してくれました
これで1200円くらい
なんて安いんじゃ
ウェイターのおじいちゃんといっしょに。
彼は、ワインのコルクをあらぬ方向に飛ばしたり、
一人にだけピザを渡し忘れたりと、
かなり天然なおじいちゃんで、たくさん笑わせてもらいました。
1988年からここにつとめておられるそうです。
このおいしいピザやさん、
ぜったい、またくるぞ。
のりこさん、あなたのおかげで、
ブラジルに来たばかりなのに、
ものすごく、たのしい時間をすごせました
ほんとうに、ありがとうね