2015年7月26日日曜日
3、歯を抜かずに済んだ!(まとめ)
歯を抜かずに、痛みが消えた
光雲さんと同じように、私も重曹うがいで歯のトラブルから解放された1人です。
けれども私の場合、重曹うがいでは解決できない痛みに見舞われました。
それがこの「歯ぎしり(噛締め)」でした。
今になって思い出してみると、私の母親も「歯ぎしり」をしていました。
母は、仕事のストレスをたくさん抱えており、
夜中になると「キキィ、キリキリ・・・」という音がよく聞こえました。
この音は、彼女が歯を食いしばって、歯ぎしりする音です。
きっと母も、自分が歯ぎしりしているなんて、知らなかったと思います。私と同様に。
そして母以外にも、精力的な経営者の方で、
「仕事の最中、姿勢を崩して思いっきり歯を食いしばったら、歯のほとんどにヒビが入ってしまった」
という人を知っています。
この方は結局大金をかけて、全ての歯を抜いてから、インプラントという、
「アゴの骨にネジを埋め込み、そこに差し歯をかぶせる」
という手術を行なったそうです。
私は戦慄を覚えました。
なぜなら、インプラント手術で死亡した例をニュースで知っていたからです。
それも、すでに数万本のインプラント治療をしていた実績のある歯医者が起こした事故でした。
もちろん、インプラント手術が成功して、快適な生活を送っている方も、大勢いるでしょう。
しかし、カラーコンタクトやレーシック手術(角膜のレーザー治療)と同じように、
すでに多くの事故と訴訟が起こり、被害者がたくさんいる未完成な治療法は、
私にとってはリスクが大きすぎて「よくやる勇気があるなあ」と感じるのです。
まとめ
今回、私は「噛み締め」の痛みを解決することができました。
マウスピースという「現代文明の利器」に頼ることは不本意ですが、
(なるべくそんな物には頼りたくないから)
逆に言えば、ストレスが限界まで増えている現代社会だからこそ、
こういう物が必要だとも言えます。
あともう一つ、この歯医者さんから、
「アゴの筋肉をもんでほぐすと良いですよ」
と教えてもらいました。
アゴの筋肉とは、いわゆるエラの部分で、
奥歯でものを噛むと、盛り上がる筋肉です。
ここを指でよくもむようになってから、
さらに噛み締める癖が減った感じがあります。
通常の状態でも、上の歯と下の歯がすぐに当たっていたのですが、
アゴの筋肉をもむようになって、
あまり上下の歯が当たらなくなりました。
噛み締めすぎで、アゴの筋肉が凝っていたのかもしれません。
なお、かかった治療代金は6000円程度でした。
これは、あのまま痛みの原因も分からずに、歯医者を堂々巡りするのを考えたら、
本当に対応策が見つかってよかった!と心から思える値段でした。
歯医者は苦手ですが、虫歯とは全く違う原因の痛みがあるということも、
あの歯医者さんに会わなければ、分かりませんでした。
最悪のケースとして想像できたのは、
・「歯を抜きましょう」と言われて、一番痛みのある歯を抜く
→歯ぎしりで一番負担がかかっていた歯が無くなったため、他の歯に負担がかかる。
→その歯も痛くなって、「歯を抜きましょう」と言われる
→どんどん歯が無くなっていく
という、悪循環です。
これを回避できただけでも、私としてはラッキーでした。
* * * (↑体験談 ここまで↑) * * *
光雲より
今回、この体験談を寄稿してくださった方に、感謝いたします。
「かみしめ」というのは、私には縁がないのですが、
(よく、家族から、「口を開けて寝ている」と言われるので)
この体験談の方以外にも、かみしめで苦しんだ方々はおられました。
きっと、歯が痛いのに原因が分からず、
「じゃあ、歯を抜きましょう」
と歯医者に言われて、歯を抜かれてしまった人とか、
いるんじゃないかと、想像します。
そんな悲劇を防ぐためにも、
今回、この体験談をご紹介しました。
もちろん、マウスピースだけで防げた今回のような症例と、
マウスピースでは防げないような、もっと重い症例が、あると思います。
けれども、知識として、
「こんなこともあるんだ」
と知っておくことは、無駄ではありません。
なぜなら、事前にこういう知識を持っておくことで、
将来、家族や友人を守れる可能性がグンと上がるからです。
そういう意味で、今回の体験談は、とても意味のあるものだと思います。
どうぞみなさん、もしよかったら、
あなたの大切な人たちと、
この知識をシェアしてくださいね。
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